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書きあがったので投稿しておきます。よく見直してないので突っ込みどころ多いと思いますけど、苦情はなしの方向でお願いします。
さて、息巻いてミスリムをできてた俺たちだったが、これは一体どうしたことでしょう。
「ワイバーンってこんなでかいのかよ!!」
街を出て1日目は弱い魔物としかエンカウントしなかったのだが、2日目だ。もうじき山に入るというところで、巨大な影がいくつも俺たちを覆った。本来ここまで来るのに3日かかるらしいが、レイとシャディの健脚によって丸一日分短縮することに成功していた。そこで、遠くに生物反応を感知したと思ったら、ものすごい勢いで接近され、戦闘が開始したのだ。
「レイ、氷結魔法で左側の奴に攻撃しろ!とにかく弾幕張れ!シャディは右だ!雷撃魔法で敵を撃ち抜け!距離を保ったまま魔法で攻撃しろ!ステラ!後ろは頼んだ!基本的に氷刃で遠距離から攻撃しろ!それぞれ尻尾の毒と魔法攻撃に気をつけろ!」
「はい!」「「ぶるるろろ」」
そう大声で指示して、正面にいる敵に意識を集中する。全長およそ15m、長大な翼による風が鬱陶しい。ワイバーンは長い首をもたげ、今にも噛みついて来ようとしているようだ。
「舐めんな!!」
ゲイガニルを投擲し、分裂させ、槍の雨を降らせて弾幕を張る。降り注ぐ槍雨に苦痛の声を漏らすワイバーンの一匹に加速で一気に距離を詰める。そして、丁度真下にたどり着いたとき、地面を強く蹴り、空中に跳ね上がる。ワイバーンに肉薄し拳が届く範囲に来た。
「戻れ!!」
叫ぶと、一瞬でワイバーンの全身に突き刺さっていた槍が消え、手元にゲイガニルが戻ってくる。即座に槍に魔力を通す。
「おらああああ!!」
魔槍は、ヒットした際に相手の体内を魔力が突き抜けていき、体内を蹂躙していく。槍が持つ貫通のスキルもあり、敢え無く鱗を貫通し、体内の柔らかい肉を魔力が突き抜けていき、体が不気味に膨れ上がっていく。右足の付け根から腹に向けて攻撃がヒットしたこともあり、敵は腹を不細工に膨らませ、内側から弾けて地に落ちた。
着地に成功すると、即座に魔法を発動させる。ステラとシャディは何とかなっているが、レイが圧されていた。黒い稲妻が駆け抜け、レイが相手していたワイバーンを撃ちぬく。こっそり右手にはゲイガニルを左手にはアスクレピオスを装備している。魔杖の効果で、威力が更に高められた稲妻は敵の抵抗を許さず地に引きずり落とした。同様にシャディとステラが戦っているやつらも撃ち落とす。いまだに息のある、地に落ちた連中を手早く仕留めていく。相変わらず魔武器は恐ろしい力を持っているということを改めて確認したハヤトであった。もともとLv5の魔法だ。さらに、スキルで威力が増大しているのにその力を魔武器がこれでもかと威力を跳ね上げ、およそ普通の人間ではまねできないレベルの威力を生み出しているのだ。
「手早く核魔石を集めてくれ」
指示を出すとステラと手分けして核魔石を取り出していく。素材は切り分ける暇が惜しいのでそのまま図鑑にしまっていく。
「だーっちくしょうが!びっくりしたぜ!」
「いきなり現れましたね・・・。探知に反応があってから出会うまで少ししか間がありませんでした・・・。このままここにいるのはまずいかもしれないですね」
「ああ、血の匂いで更に敵が集まってくるかもしれない。移動しようか」
「はい」
すぐにレイとシャディに跨り山を登っていく。草むらに身を隠し、ステラに探知を任せスキルを取得していく。今回驚いたのが、竜種は希少種なのか、1匹ごとにボーナスポイントがもらえたことだ。初めて図鑑登録されたことで10ポイント、ボーナスで10ポイントずつだ。今迄から見るとずいぶんと破格の報酬だが、本来かなり上位の敵であることを考えれば妥当な報酬といえるのかもしれない。とりあえず合計で40ポイント手に入ったわけだ。
さて、魔杖を介して魔法を放つと、ワイバーンにかなりのダメージを与えることができた。しかし、さらに上位の龍になると魔法がまともに通るか不安である。ポイントを使って、龍族特攻をLv4で取得し、残り20ポイントで魔法操作をLv4でとった。魔法操作はそのままの意味で、魔法を操作することができるようになった。具体的には槍に魔力を通すのではなく、魔法を宿すことができるようになった。例えば、黒神鳴を唱えて槍に宿すと、黒い稲妻を放つ槍が完成。拳に雷を纏うことも可能になった。しかも、高位の魔法を纏うことが可能になったことで、おもしろい効果が生まれた。その効果を実感したのは、さっきの戦闘の後、一息ついた後にエンカウントした7匹のワイバーンたちと戦っている時だった。
「いくぞ!雷嵐!」
範囲魔法で7匹を攻撃し、即座に、足に魔力を纏い加速して1匹に猛接する。
「喰らえ!」
雷を纏った拳が一匹を捉え、行動不能に陥れる。死んではいないだろうが、麻痺だろうか、痙攣して動けなくなった。連続での攻撃を想定し、両手、両足に雷を纏っていたのだが、両手の魔法拳を撃ちこんだら、行動不能にすることができたおかげで両足が使用されずに残ってしまった。
着地してすぐに次の獲物に襲い掛かろうと地を駆けようとしたとき、魔力での加速よりも圧倒的な速さで距離を潰すことができた。あっという間に間合いにはいりこんで敵を氷結魔法を宿した、氷槍で襲い掛かった。一つ、二つ、三つと三連撃により、翼と左足、そして胸を撃ちぬかれ、着弾点がものすごい勢いで凍り付いていく。翼を固められ、空中に留まることができず、落下していくワイバーン。加速の要領で足元で魔力を爆発させることで、少しだが、更に跳躍する。所謂二段ジャンプだ。地に落ちたワイバーン目がけて槍を加重して落下していく。同時に雷撃魔法も槍に纏わせる。
「貫け!雷撃槍!」
重力による加速と威力、そして敵と接触した瞬間の雷のスパークによって敵を焼き尽くす。振り返ると、ステラが魔剣と魔盾を駆使して敵を狩ったところだった。残りは4体だ。レイとシャディは魔法で弾幕を張って敵を寄せ付けないようにしているが、魔法のスキルもそこまで高くないし、MPの関係上そこまで強い魔法を連発はできないので、仕留めるまでは至っていなかった。追加で、範囲魔法を撃って、相手の行動を一瞬止める。その間にステラとともに接近し、次々に仕留めていく。
この戦闘での発見は魔法を体に纏うことで、飛躍的に能力を上げることができるといものだった。例えば雷を纏えば、思考能力と運動能力までが限界まで高められることが、氷を纏えば、相手の打撃を受けたときに反撃したりすることができた。魔力を纏ってインパクトの瞬間にダメージと逆向きに魔力を爆発させて、威力を抑えようとしてきた今までと違い、魔法による猛反撃の方が防御力、そして、相手の追撃を制するという意味で有能だと思われる。それに、空中でジャンプするということも思いつきでできたことが何気に一番の発見だったりした。しかし、ほんの少しの効果しかないので、そういったスキルがないか一度探してみる必要性があるかもしれない。空中で自由に移動できたら飛行するタイプの敵との戦闘にも幅ができる。
さて、先ほどと同様にワイバーンの核魔石を回収していく。
「ぶるるるる」
剥ぎ取りを行っている際に、レイの鳴き声が聞こえ振り返ると、返り血だと思って気にしなかったが、どうやら怪我していたようで足を引きずっているレイがいた。
「すまん!」
すぐに回復魔法をかけてやったが、何だが、いつもと違い、レイの顔色が悪く見えた。ステータスを確認すると毒となっていたので、どうやらワイバーンのしっぽの毒を受けたようだ。回復魔法の解毒魔法を使ったが、即座に体から毒が抜けるわけではなく、毒を分解する速度が速まるというだけだ。耐性がなく毒になった場合は、専用の薬を飲んで安静にしていることが求められている。
「ステラ、見張りを頼む」
「はい」
前もってピックアップしていた契約というスキルを取得する。これは魔物や精霊を対象に、契約することで、特殊な亜空間に契約した相手を収納、また亜空間から召喚することが可能になるスキルだ。しかし、基本的にこのスキルを自力取得できるのは亜人のエルフと呼ばれる魔法に長けた種族の中でも極稀にいるくらいで、そのほかでは魔人族などでも極稀に取得できるものがいるくらいで本来は人間には使えないスキルである。ここから先の戦闘を考えたときに、レイとシャディでは荷が重いと思い、二匹と契約して亜空間に行ってもらった。亜空間内にはスキル使用者の魔力が満ちていて、エサなどの心配は必要ないらしい。このスキルはスキルのレベルと使用者の魔力量によって契約できる種族の数が変動するようだ。現在俺が契約することができる種族の数は15種。そのうち2つをユニコーン種とバイコーン種で使っている。スキルレベルが今のところ3なので、今後望めばまだ増やすことは可能である。
「兄さん、これは・・?」
「ああ、新しいスキルだ。契約っていって、必要な時に契約した契約獣を召喚することができるスキルだ」
「またでたらめたスキルですね・・・・」
「まあそういうな。これからは俺たち二人で進む。探知を広げて、敵は積極的に排除していくが、なるべく少ないところから倒していく。もし大量にいるようなら、俺が遠距離から魔法で殲滅する」
「了解。じゃあ私はブルームで斬撃を飛ばしていく感じでいいんですね?」
「ああ。地に落ちた敵を殲滅する際には、合図を出すから一気に加速で寄って仕留めるぞ」
「はい。兄さん、申し訳ないんですけど、魔力の回復をお願いしてもいいですか?」
「ん?ああ、まかせろ」
連戦によって、ステラもMPが尽きかけていたようだ。回復魔法で自分のMPを消費しステラのMPを回復させる。こんなことができるのもMP自然回復増加系のスキルを取得しているからだ。魔法を使うのに必要なMPが半減されている状態で、更に魔杖を使えば効果は高まり、回復量も底上げされているので、正直何発撃っても底が見えてこない。特にこの魔杖は回復魔法を使う時の効果の上昇率が攻撃魔法に比べて高いようだ。ただ、瞬間的にいろんな物質にエンチャントしていったりすればMPが一気に尽くことは想像できたので、一応抑えるところでは抑えているのだが。
ステラとこれからの戦い方を確認した後、一度手ごろな洞窟を見つけておいた。中は20mほど進むと行き止まりで魔物の類は存在しておらず、休むにはちょうどいいところだった。
「ここを拠点に探索を進める」
「了解」
「トラップセット:自作混合魔法」
そしてこれが新しく取った、スキルの一つで、魔法罠設置である。これは罠解除などを取った時に見つけたもので、魔法を唱え、それをある条件下で発動するようにセットすることができるようになるというものだ。俺が今回設定したのは、設置したポイントを通過した生物を感知したらセットした魔法を発動させるというものだ。そしてセットしたのは、魔法操作で可能となった混合魔法だ。氷結魔法と雷撃魔法、水魔法と風魔法と今使えるすべての魔法を合わせたのだ。レベルを5に上げたことで、より複雑な混合が可能となり、4属性も余裕で可能になったのだ。魔法を試し撃ちしてみたら、着弾と同時に、雷が全方向に撃ちだされ、あたりを蹂躙し、水塊が爆発し辺りを水浸しにし、氷結魔法が水分を一気に凍りつかせる。最後に風の刃が凍り付いた敵を壊していった。なかなか使える魔法に仕上がったものだ。これは集団で固まっている魔物の殲滅には有効だと思う。ただあまりの複雑さに威力の制御がうまくいかず、核魔石まで吹き飛ばしてしまう危険もあるという懸念もある。そして、これは対魔物専用としか思えない。これ喰らったら人間とか最初の雷撃魔法で死んでいると思う。かなり遠くで発動させていなかったら危うく巻き込まれて自爆していたところだった。
さていろいろスキルを取得してきたことで変わったが、これが現在のステータスだ。
名前 オオカワ ハヤト
レベル 43→79
種族 人族
HP 4700→8300 (+13)
MP 940→1660 (+13
力 500→860 (+13)
防御 320→680 (+13)
知力 250→610 (+13)
俊敏 320→680 (+13)
スキルポイント 0
固有スキル ステータス操作 図鑑
スキル 剣Lv5 料理Lv5 鑑定Lv5 探知Lv5 生活魔法Lv2 槍Lv5 重量操作Lv5 回復魔法Lv5 身体強化Lv5(→剛力Lv5,俊足Lv5, 硬化Lv5,叡智Lv5) MP回復速度上昇Lv5 魔力操作Lv5 魔力消費減Lv5 威圧Lv5 武器創造 Lv5 能力付与 Lv‐ 予知 Lv5 剥ぎ取りLv5 水魔法Lv5(→氷結魔法Lv5) 風魔法Lv5(→雷撃魔法Lv5) 罠探知Lv5 罠解除Lv5 魔力探知Lv5 馬術Lv5 状態異常耐性Lv5 火耐性Lv2 水耐性Lv2 風耐性Lv2 土耐性Lv2 氷耐性Lv2 雷耐性Lv2 昆虫特攻Lv3 牙獣特攻Lv3 弓Lv5 龍族特攻Lv5 龍耐性Lv2 魔法操作Lv5 契約Lv3 魔法罠設置Lv5
そして、拠点を洞窟に構え、軽く食事をとり休んだ後、あたりを探索し、10匹ほどワイバーンを狩り、スキルポイントを稼ぎながら、街の害悪となっていた敵の数を減らしていった。
名前 オオカワ ハヤト
レベル 79
種族 人族
HP 8300 (+13)
MP 1660 (+13
力 860 (+13)
防御 680 (+13)
知力 610 (+13)
俊敏 680 (+13)
スキルポイント 0
固有スキル ステータス操作 図鑑
スキル 剣Lv5 料理Lv5 鑑定Lv5 探知Lv5 生活魔法Lv2 槍Lv5 重量操作Lv5 回復魔法Lv5 身体強化Lv5(→剛力Lv5,俊足Lv5, 硬化Lv5,叡智Lv5) MP回復速度上昇Lv5 魔力操作Lv5 魔力消費減Lv5 威圧Lv5 武器創造 Lv5 能力付与 Lv‐ 予知 Lv5 剥ぎ取りLv5 水魔法Lv5(→氷結魔法Lv5) 風魔法Lv5(→雷撃魔法Lv5) 罠探知Lv5 罠解除Lv5 魔力探知Lv5 馬術Lv5 状態異常耐性Lv5 火耐性Lv3 水耐性Lv2 風耐性Lv3 土耐性Lv2 氷耐性Lv2 雷耐性Lv2 昆虫特攻Lv3 牙獣特攻Lv3 弓Lv5 龍族特攻Lv5 龍耐性Lv5 魔法操作Lv5 契約Lv3 魔法罠設置Lv5 空脚Lv5 結界魔法Lv5 契約獣合身Lv1 心眼Lv1
今日一日の戦闘終了後、新規でとったスキルは空脚と結界魔法、契約獣合身、心眼というものだ。空脚は空中で足元に魔力で足場を作り、空中での移動を可能とするものだ。これは体に雷撃魔法を纏った時と相性がよく、空中をめまぐるしく移動することが可能だった。次に結界魔法だ。身を守る手段がよく考えるとほとんどなかった。俺やステラは戦闘中自分の身を守ることはできるだろうが、セラが一緒のときに戦闘に巻き込まれたら守ってやれるか不安だったので取得しておいた。この結界魔法は、何層もの魔力による透明な壁を作り出していくイメージの魔法で、物理、魔法両方に耐性がある。発動する規模と厚さ、そして位置は任意で指定できるので、咄嗟の時に仲間を守ることも可能というわけだ。そして次の契約獣合身は契約した魔物の能力を自分に上乗せすることができるようにするものだ。今はLv1なのではっきり言って大した効果はない。それに、契約しているのがどちらも馬種なのでスタミナ増量位しか期待はできないかもしれない。何か契約する魔物を探すのもいいかもしれない。そして心眼というスキルは、相手の弱点部位を感覚的にとらえることができるようになるものだ。明日目が覚めたら、探索しながらワイバーンを狩って、ドラゴンとの戦闘の前にレベルを上げておきたいスキルだ。発見するのが遅れてレベルを上げるのにスキルポイントが足りなくなったため現在Lv1だ。
「さて、飯にしようかステラ」
「はい」
「あたりの警戒をよろしく頼む。竜の肉はどんなもんなんだろうな」
「楽しみです!」
今日の献立はワイバーン祭りだ。とりあえず、筋張った肉は今度試すとして、柔らかく、食すのに適していると思われた部位だけ切りだして、鉄板で焼いていった。竜種の肉の中で一番うまいとされている尻尾の付け根部分を贅沢に分厚くステーキよろしく焼いていった。それに細かく足の付け根の肉を切り分け、買い込んでいた野菜と合わせて炒めた。最後に、スープは骨から出汁を取って、あっさりとしているが深みのあるスープが出来上がった。
ここで久しぶりであるが、ステラのステータスを見てみよう。
名前 ステラ
レベル 71
種族 狼人族
HP 9200
MP 800
力 1200
防御 700
知力 600
俊敏 1100
スキルポイント 0
固有スキル 神狼の加護
スキル 剣Lv4 探知Lv5 生活魔法Lv2 身体強化Lv5(→剛力Lv5,俊足Lv5) 魔力操作Lv4 剥ぎ取りLv5 罠探知Lv3 盾Lv4 弓Lv3 魔力探知Lv4 馬術Lv4 音探知Lv3 嗅覚Lv5
というのが今のステラのステータスだ。言いたいことは分かる。みなまで言うな。何度見ても心を砕かれる数値だ。レベル俺より下やん?俺兄貴ポジションやん?でもステータス俺より高いの多いのなんでなん?面子が・・・潰れかけている・・・。かすかに威厳を保っていられるのは、スキルポイントを自由に使えるということでスキルがたくさんあるということだ。それにしても、普通に考えるとステラのスキルの数とレベルはかなり上位の物であると思われる。図鑑とかステータス操作がなければ確実に俺はステラに勝てなくなっていただろう。恐るべし、加護。これが成長に大幅な上方修正をかけていると思われる。
さて、ステラのステータスを見ると心が折れてしまうからここまでにしておこう。ステラに周りを警戒してもらいながら調理を進めていくと小一時間くらいで全部完成した。
「さあ、ワイバーン祭りだ。楽しもうじゃないか!」
「はい!」
ステーキを口に含んだ瞬間、夜だというのに、いつ敵が現れるかわからない状況だというのに、自分で作った料理なんて頻繁に口にしているというのに叫んでしまった。ステラに至っては泣いている。もう、号泣だ。叫び声と嗚咽が洞窟の中に響いた。
しばらく食事を楽しんでいた時だ。同時にハヤトとステラの探知スキルに大量の反応が出た。
人間が油断するのは、寝ているとき、トイレのとき、そして食事のときだと聞いたことがある。叫び声に反応したのだろうかそれとも、美味そうな匂いに釣られてしまったのだろうか、一日中相手していた敵がこれまでの日じゃない数で押しかけてきた。楽しい食事はどうやら中断を余儀なくされたようだ。
お読みいただきありがとうございました。
誤字脱字やおかしいなと思うところなどもあるかと思いますが、ご容赦ください。
それではまた時間できて書き上げたら投稿します。




