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異世界ライフ  作者: Peach
第一章
32/55

32

勉強→30分くらい休憩で話を書く→勉強(吐)のリズムが出来てきた作者です。

成績も小説のできも良くなるといいのになぁ(遠い目


ツッコミどころ多いかと思いますが許してくだされ…


キマイラとの戦闘の後、ステラをなだめるのに苦労し、しばしの休憩を挟む二人。美しい剣だったのでステラも気に入っていたのだ。それを叩き折り粉々にしてしまえば多少なりと気が動転してしまうのも当然と言えば当然かもしれない。


「すいません、剣を壊してしまって・・・」

「だからもう気にするな、もともとはどこにでもあるような武器から作ったものだ。その気になればまたすぐに作れるさ」

「ですが、あんなに綺麗な剣を・・・」


先の戦闘で砕けてしまった疑似聖剣に関してステラに非はない。ハヤトは気にしないように言ったがなかなか立ち直ってくれなくて参っていた。ちなみに、持ってきた剣はさっきので残り0、槍が後1本で最後となっている。


「さて、疑似聖剣のことは置いておくとして、さっきの雷撃とあいつの転倒は一体・・・。ステラ何かしたか?」

「いえ、私は魔法を使えませんよ?」

「だよな・・・」


最大の疑問を口にするハヤト。この場にいるのはハヤトとステラとレイとシャディのみだ。必然的に事の嫌疑はこの二頭にふりかかる。鑑定スキルを発動しレイとシャディのステータスを見ると、驚いたことにレイとシャディにもレベルとスキルがあった。レベルは共に14で二匹とも魔法を覚えていた。覚えていた魔法というのが風魔法、水魔法はLv2、氷結魔法、雷撃魔法はLv1ではあったが、生まれてまだ時間もそんなに立っていないこの状況で、レベルはともかく魔法を覚えていることに驚愕した。


名前 レイ

レベル 14

種族 ユニコーン

固有スキル ????

スキル 身体強化Lv3 風魔法Lv2(→雷撃魔法Lv1)


名前 シャディ

レベル 14

種族 バイコーン

固有スキル ???? 

スキル 身体強化Lv3 水魔法Lv2(→氷結魔法Lv1) 




「ステラ・・・さっきのこいつらだ・・・」

「え!?」

「こいつらにもステータスってあるんだな・・・」


生まれてきたときにステータスを確認しなかったのか、そのについて答えるのならばyesだ。性別なんて言うのは見れば確認できたからだ。


自分たちの援護だということに俺たちが気づいたことを察したのか頭をすり寄せてくる二匹。まるで褒めて褒めてと言わんばかりだ。もちろん命を救われたのだ、ハヤトはむ○ごろうさんよろしく、よーしよしよしと思い切り2匹に感謝を示した。


「にしても驚いた。戦闘もできる軍馬だとは聞いていたけどこんなにも早く実戦で活躍してくれるとは」

「ですね、これからこの子たちが大きくなったらさらに期待できますね!」

「ああ」



なんて会話をしつつ、さっきのキマイラの核魔石などを剥ぎ取っていく。ちなみに、レイとシャディの飯だがやはり俺たちの魔力操作で対応できた。キマイラの核魔石を取り出した時に、それ頂戴とでもいうかのように二匹が近寄ってきたので、試しにやってみたのだ。空気中の魔素を魔力に変換しそれを低層階でとった核魔石に流し込みレイたちにあげたところうれしそうにして、核魔石を食べていた。一応何も操作していない一階層のスモールラビットの核魔石を上げたら、一かじりしてブルルルといって返されてしまった。お口に合わないようだ。


「さて、そろそろ行く・・・・か?」

「どうかしたんですか?」

「いや、さっきまでそこに通り道なんてあったか??」

「あ、本当だ、道がある・・・」


キマイラを倒す前にはなかったと思われる道が、今は存在している。これはあれか、ボスの部屋にある隠し扉といえば、お宝であると直結させる。ボス級の魔物は10の倍数でしか出てこないと思っていたのだが、40階を越えたあたりからその考えが崩れてきていた。それにあのキマイラはどう考えてもここ最近の敵と比べて一線を画する強さでボス級といっていいものだった。レイとシャディがいなければ命の危機もあったほどだ。


内心飛び上がってしまいたくなるのを必死に堪えつつ、隠し通路と思われる道を突き進んでいく。その間罠系のスキルをしっかり発動させながら細心の注意を払って進んでいく。何も反応がないので安心して進めた。


罠がないことには安心できたが、進むに連れて胸が圧迫されるような、息苦しい感じがしてきた。そのまま進んだところで、最奥部にたどり着くと少し高い台座の様なものがある場所に出た。しかも、何かが台座に刺さっている。それはどこかお伽話のような光景だった。薄暗い迷宮内だというのにその台座には光が注いでいた。まるで神の祝福が降る注いでいるかのような印象を受けざるを得ない。


「こ、これは・・・」


雰囲気に圧倒され軽く息をのんだ。その台座に刺さっていたのは、真っ赤な槍。血で染め上げたのかと思うほどの深紅の直槍だった。無駄な飾り気はなく、見る人によればただの槍に見えなくもないが、その存在感はわかる人ならばその場に立ち尽くしてしまうだろう。吸い寄せられるようにその槍に近寄り、ぐっと槍に手をかけた。そして、勢いよく引き抜くと槍がどくんと脈動したような気がした。途端に槍を掴んだ手を何かが貫いた。しかし、不思議と痛みはなく、自分の血と槍の赤が一つになり、まるで自分の血が槍の一部になった気がした。


これがハヤトと深紅の覇魔槍ゲイガニルとの出会いだった。

引き抜いた槍を鑑定で見てみると、あまりの能力に驚いた。固有のスキルが4つ備わっていた。


まず1つ目が『貫通』、スキルレベルマックスの鑑定スキルで更に詳細に効果を吟味していく。貫通はどんなものでも貫くことができるというとんでもないものだった。これが事実ならばこの槍に貫けない甲殻や鱗などは存在していないということだ。


2つ目が『形状変化』、これは魔力を込めることによって、いくつかの形に変化させることができるというもの。形状の種類は込める魔力量によって変化できる内容が変わっていくらしい。


3つ目が『転移』、これは投擲後、使用者の意志によって勝手に戻ってくるというスキルだ。


最後に『必中』、これは字の通り、必ず敵に当たるというものだった。これは貫通と転移と必中のコンボで遠距離からの遠投による敵の殲滅も可能であるということだ。


「・・・・・・・・・・・・」

「兄さん・・?」

「・・・・・・・・・・・・」

「兄さん!!」

「はっ!すまん」


ステラに強く肩を揺すられて正気に戻るハヤト。


(なんだこの槍、半端じゃねえ能力だ。なるほどこれが、本物の魔武器か。さっき拾ったやつの効果は少なくともこんなに破格の能力じゃねえ。それは高く売れるはずだ。こんな武器があったら歴戦の勇者にだってなれる可能性がある。)


あまりの性能に武者振りが止められなくなっていた。巨大な国にはこれと並ぶ武器がいくつかある。それらの正当な所有者はかつてハヤト同様に迷宮内で武器を見つけ、当代の勇者としてまつられていった。また、勇者が恐ろしいほどの武器を迷宮で見つけたということから迷宮に挑む冒険者が急増したのは言うまでもない。また本物の魔武器とそうでないものを区別することはスキルがないことには難しいのでとりあえず迷宮産の武器には高値がつけられている。


「ステラ、こいつとんでもない槍だった・・・」

「そんなにすごいものだったんですか?」

「スキルエンチャント:鑑定」


スキルを付与し、ステラにも見えるようにする。槍を覗き込んだステラがさっきまでの自分と同じように固まってしまった。しばらく意識が体を離れていたようなので揺すって正気に戻す。


「すっごい槍ですね!!!兄さん!おめでとうございます!!!」

「ああ!迷宮万歳だな!」


今にも踊りだしそうになるハヤトとまるで自分のことのように喜びを全身で表すステラ。しっぽがちぎれそうなほど振られている。一言でいえばチート。覇を唱えるだけのことはある。まさに覇魔槍。


(これ、よく探せばまだこんなとんでもない武器が手に入るんじゃないか?俺の武器は確かに手に入ったが、ステラの武器がこれといったものがないのは可哀想だな)


「兄さん・・・あとどの位迷宮に潜っていますか?」

「そうだな、今日含めて3日位か?最初に決めたようにとりあえずは1週間って決めただろう?」

「わ、私も!武器がほしいの!」


ステラがこうしてハヤトに対して何かを求めることはほとんどといっていいほどなかったので、ハヤトも初めは当惑した。しっぽがめっちゃ振られている様子を見て、


(確かに、俺ばかりいいものを手に入れていたら羨ましくもなるか。初めてに等しいわがままだ、これくらい聞いてやろう。というか、久しぶりにコレクターの血が騒ぎだして・・・。)


「わかった。でも、一週間たったら一度上に上がる。これは絶対だ。それまでに見つからなければまた潜ってくればいいさ」

「はい!」


とびっきりの笑顔が返ってきました。ああ、癒される。さて、時は金なりだ。急いで探索に戻ろうか。







「それにしても、この槍半端ないな・・・」

「兄さん、その槍ずるいです・・・」



実際にこの槍を使ってみたところ、やはりとんでもない槍だったということが証明された。まず貫通だが本当に相手にサクサク攻撃が通った。それに投擲した槍は的確に敵を貫き、その後戻れと念じたら本当に戻ってきて驚いた。さらに驚いたことに、形状変化は幅広い種類に槍を変化させることができた。いくつか特徴的なものを上げると槍頭の形が変わって薙刀みたいな形に変化し、貫くだけでなく切り付けることも可能だった。更に、槍自体を分裂させることができたときには驚いた。ここでいう分裂とは分身といったほうがいいのかもしれない。槍の数が増えたのだ。槍の増加数は込めた魔力の量によって変化し、投擲して空中で槍を分裂させて、群槍メテオランスとか叫んだことは後悔していない。しかも、それが全部敵に吸い込まれるように命中した。必中は分裂させた槍すべてに効果があるようだ。分れた槍1本1本の威力はさすがに落ちるようだったが。重量操作で重くしてやったらとんでもないことになりそうだがそれにはMPが足りないような気がするするので今後の成長に期待することにする。


(そりゃステラからずるいって言われても仕方ないか。できれば同じくらいすごい奴見つけてやりたいものだ。)


「60階層まで来たな。とりあえず今日はここまでにして休もう」

「はい。あ、兄さん、ご飯の支度手伝います!」

「お、じゃあ肉を手ごろな大きさに切り分けてくれ」

「はーい!」



そういって俺たちはのんびり飯を食って交代で休んだのだった。



いつも読んでくださりありがとうございます。ステラのイメージ参考になりました。何人かは自分と同じイメージだったのでこのまま突き進みます。


変なところもあるかと思いますが今後もよろしくお願いします。

あと良ければ評価などしていただけますと嬉しいです。

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