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異世界ライフ  作者: Peach
第一章
21/55

21

ご指摘いただいていた20話の誤字訂正し、若干文章変えました。


21話の誤字報告ありましたので訂正しました。報告ありがとうございました。


魔核石→核魔石に修正しました。寝ぼけていたみたいですすみませんでした。

 昨晩の見張りも無事終わり、馬車に戻った俺は休憩することなく飯の準備をしている。まだみんなが起きるには時間がかかる気もするが、作っている。アリスたちのため?違う。俺が食いたいから作っている。朝からいろいろと実験していたためにお腹と背中がくっつきそうなんだ。

 今日のメニューは芋や玉ねぎなどの野菜を使ったスープ、あとは、鹿肉を適当に鉄板で焼いて、薄くスライスして、持ってきていたパンに挟む。ついでに野菜も挟んでパクリ。あ、うまいぞこれ。昨日の残った甘目のソースと合わせてもう一口、うま。

スープを煮込みつつ即席サンドウィッチを平らげていく。ちなみにパンは食パンではなく、見た目フランスパンみたいなやつだ。ステラも食べたそうにこちらを見ていたので、サンドウィッチを作ってやる。本当においしそうに食べてくれるから見ていて非常に気分がいい。さてさて、スープがいい感じにできてきた頃に、アリスパーティが起床。



「おはよう、飯食うか?」

「お願いするわ」



眠そうにまぶたをこすりながら素直にお願いしてくるアリス。いつもこんな感じならモテただろうに、なんて考えていたが言葉にはしない。寝起きの状態ではみんな少なからず機嫌が悪いことが多い。下手に何か言って、怒らせたら後々めんどくさい。



「はいよ」



そういって、器にスープを盛ってパンと一緒に渡す。



「あ、肉挟んだほうがいいか?朝から肉だと重いかと思ったんだが」

「私はパンと野菜だけでいいわ」


アリスは小食みたいだ。でも他の亜人メンバーたちからは肉をしっかり所望された。食欲旺盛で、結構おかわりしていた。意外だったのがアマンダさんも肉しっかり食べていたことだ。あんがい肉食系女子なのかもな・・・なんてね。



食べ終わって、俺とステラがまた洗い物をしに川へ、アリスたちは山にまき拾いに、そして俺たちは川から流れてきた大きな桃を拾って・・・・。なんてそんなおとぎ話みたいな展開あるとおもうか?俺もないと思ってた・・・。



実際にそんなことなかったから今でもそんなこと起きるわけないと思ってるけどな。


どうでもいいことだが、洗い物を手伝ってくれているステラからこんな疑問が。



「昨日から思っていたんですけど、なんで、生活魔法を使える兄さんがわざわざ食器を洗っているんですか?魔法を使えば一瞬なのに・・・?」


この答えはなんとなくだ。だって、いくら魔法があるからとはいってもさ、使った食器を洗わずにまたつかうとか俺にはできない。食中毒になったらどうするのさ。でも、まあ水洗いした後に生活魔法のクリーンをかけているんだけどね。川の水とかもあまりきれいかわからないし。俺はお腹が弱いのだ。牛乳でお腹下すレベルだ。だから、肉とかもよく火を通してから食べているし、いろんなことに気を使っていたりしている。まあ皿洗いもその一環だと、ステラには説明しておいた。食中毒の件とかはなかなか理解してもらえなかったが。


洗い物を済ませ、馬車に戻るころには、アリスたちが出発の準備を済ませていた。一路次の街へ再び歩みを開始した。


今回初めて日をまたぐような移動をしてみて感じたが、馬車っていいな。俺も男だから、ドラゴンとかを使役していたいと思うけど、見たことすらないし、絶対に怖そうだ。その点馬なら、街の中にも入れるし、かわいいじゃないか。これは街に戻ったら馬を購入して、遠征などを行うのもいいかもしれないなんて思えてくる。

 ちなみにアリスたちが飼っている馬は、この世界でよく市販されている品種の中でも真ん中くらいの品種で主に馬車を引くことに特化している馬で戦闘などのサポートはできないそうだ。上位品種になると、戦闘向きなものもいるとかなんとか。この辺は街に戻ったら調べてみよう。


アルストロメリアの近くだと、弱いと定評の魔物はある程度図鑑に納めてしまったから、初回ボーナスがもらえなくなってしまった。レベルも上がってきているから、もう少しランクの高い魔物に挑戦してみるのもいいかもしれないけど、俺とステラの2人だとちょっと不安が残る。馬を手に入れて弱い魔物でスキルポイントを溜めつつ、街を転々としながら波長の合う仲間を探しに行くのもいいかもしれないな。これも帰ったらメルさんにおすすめの魔物いるか聞いてみることにしよう。


話は変わるが、なんでもアリスの話によると、ここからはかなりの距離らしいが、迷宮都市というのがあるそうだ。迷宮とは、洞窟などに大量の魔素がたまったことで洞窟そのものが魔物化したものだ。迷宮の最奥部には、迷宮の核魔石が存在していて、核魔石は魔素を大量に放っているために、魔物がどんどん生まれてくるらしい。ただ、迷宮から出ると魔素の量が減るため、魔物たちは迷宮からはあまり出ないらしい。先ほどの核魔石だが、地上にいる魔物からとれる核魔石とは比べることができないような値段で取引されているらしい。買い求めているのは国単位で買い取った魔石を自国の洞窟などに安置しておくことでそこを迷宮化させる。そして、その迷宮に冒険者が来る。すると、その国に訪れる人々が増えるため、経済が安定するんだとかなんとか。

迷宮。なんてファンタジーな響きだろうか。ぜひ行ってみたい。旅をしながら迷宮都市を目指してみるか、なんて考えながらの旅路だった。



朝出発して、4時間ほどたったところで、山道に差し掛かった。この山道を越えると目的の街、フォレスティアがあるそうだ。名前の通り、この街は深い森に隣接しているため、自然との結びつきが強いらしい。この山道なのだが、結構曲者だ。道幅は結構広くて動きやすいんだが、ちょくちょく魔物とエンカウントする。主に蟻、たまに蛇って感じだ。いや、お前らどこから湧いたんだよってくらい、突然出てくるから全然気が休まらない。もっとも俺以外のメンバーは落ち着き払っていたけどな。ステラさん、あなたも遠出は初めてですよね、なんでそんなに落ち着いてるの?

毎回そんなに多くはなかったため、鎮圧するのに苦労はあまりかからないのだが、常に周りを警戒していなくてはならない状況はあまり、体に優しくない。


山道ものぼりが終わり、結構な高さまで来た。今から下りいうことはここがこの山?丘?の頂上なのだろうか。

昔は、高い山に苦しい思いをして登って、ただ景色を見て帰ってくるだけの登山なんて何がいいんだと思っていたが、実際に自分の足で一歩一歩踏みしめて、登り切った山からの景色はさぞ美しいのだろう。こんな小さな山で、道も完璧に整えられているところでさえ、俺はこんなに感動している。エベレストとかそんなレベルの山に登ることができた人が見た景色はもう言葉でなんて表せないレベルで美しいのだろうな、なんて感慨にふけりつつ、山道を下り始めた。


下りでも何回か魔物とエンカウントした。登りでは威圧スキルしか使わずに戦っていたんだけど、魔力操作をトロール戦でいきなり本番というのも怖いので、蟻相手に加速と魔力を纏わせた槍での戦闘ということで魔槍を実験してみた。ちなみに、威圧スキルすっごい便利だった。スキルを発動させると魔物がその場で動かなくなるのだ。そこをステラが仕留める感じで結構楽できた。話がずれてしまった。まず加速だが、見張りの間練習した甲斐あって、なんとなくではあるが距離感が合って成功した。もちろん何回か狙いよりも行き過ぎたとか失敗はあったものの、やはり、相手がいる状態での試行錯誤だといろんなことが見えてくるものだ。

続いて魔槍だが、これは一回しか使わなかった。ステラが足止めしている蟻を正面から眉間に槍を突き刺したら、一拍おいて蟻の体内を伝って、尻の方まで魔力が流れていき、その過程で蟻の体が歪に膨れ上がり、魔力が貫通するに合わせて、蟻の体が弾けてしまい、あたりが蟻の残骸まみれになった。ステラは危険を感じたのか距離を取ったため被害はなかったが、正面にいた俺はもろに蟻の血肉を浴びた。鼻が曲がるようなにおいがして吐きそうになったが、素早くクリーンをかけて汚れを落とした。なぜ魔槍を一度しか使わなかったのかは理解してもらえただろうか。なんといっても派手だ。魔物の体が爆散してしまうとか、人目に付きすぎて今は使いづらい。ついでに言うと、俺が殺してしまうと報酬がもらえなくなってしまうし、うまく制御できていないせいだろう、魔槍で攻撃すると、魔核石までぶっ壊してしまうのだ。

あ、ちなみに、素手で魔力を込めて殴っていたりもした。こちらは拳に魔力を纏うわけだし、魔拳とでも呼ぶことにしよう。こちらはアリスが槌に魔力を通しているのと同じような効果だった。ただ、俺の場合スキルレベルが高いせいか、魔力を込めすぎているのか威力が高すぎて、拳を撃ちこんだ蟻がぶっ飛んで二つに折れ曲がってしまった。これは身体強化の剛力と魔力操作のコラボレーションなのかもしれないが、こちらも今回の依頼中だと報酬の面でおいしくないので、緊急時以外は抑えておくことにした。今回これらのことから俺が学んだのは、たとえレベルの高いスキルを持っていても、それを使いこなすには努力が必要ということだ。



ちなみに俺の戦闘力がいきなり上がったことに他の人たちも気づいているらしいが、別段詮索されることもなかった。ただ、アマンダさんがすごいこっちを睨み付けてきていた気がしたが。そのうち、あなたの戦闘力はとか・・・とか言われないよな?あの人の目は他人の戦闘力を数値化してくれる素敵マシーンじゃないよな?なんて益体もないことを考えながら襲いかかってきた魔物を打倒しつつ、フォレスティアにたどり着いたのだった。


お読みいただきありがとうございます。

毎度のことながら推敲できていないので後で直すかもしれません。誤字脱字などのミスあった場合報告していただけますと可能な限り早く訂正したいと思います。


評価などいただけますと嬉しいです。もしかしたら今日中にもう一本投稿するかもしれません。


今後ともよろしくお願いします。

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