2 主人公視点5
書けたので即投稿です。
リリアちゃんがどんどんザンネンになっていってる気がする・・・
「まあ、ここまで話して何だけど、本題はリリアが探索者になるのに反対してる理由かしら?」
うん、本当に読心術でも持ってるんじゃないかってくらいこっちの考え読んでくるなぁ、もう!
読心術のスキルなんて持ってないはずなんだけど・・・女の感ってやつなのだろうか?
そう思いつつ、カイナさんとの会話で出てきた理由を伝えてみた。
「その辺も無いとは言い切れないけど、一番の理由は違うわね。」
「え?じゃあ一体なんでまだだめだって反対してるの?」
一番は違うらしいけど、何だろ?
戦力面は問題ないって言うし、料理はポイズンでも本人には効果ないし結婚までって考えて時間かけるつもりみたいだしなぁ。
「あら?分からないかしら?」
「うん、ちょっと思いつかないよ。」
「じゃあ、ちょっと目先をかえようか。なんで大半のヒトが探索者になるのかしら?」
うん、これは色々聞いたからね。
「簡潔に言うと、レベル上げて、基礎能力上げてからの方が、何するにも後々有利だから?」
「そうよ。親の跡を継いでも継がなくて独立しても、農業や鍛冶なんかをしたり、商人になったりしても、何をするにも結局体が資本だから、みんなレベルをある程度まで上げようとするの。」
「うん、そこまでは理解してるよ?」
「じゃあ、レベル上がると能力も上昇するけど、戦い方とかで上がりやすい能力、上がりにくい能力があるのは知ってるかしら?それに、色んなスキルもレベルが上がる時に保有してると一気に習熟度が増すのよ?」
「んにゃ、知らなかった。そんなことがあるんだ。」
ゲームなんかで職業でLvアップ時のステータス値上昇幅が違う感じなのかね?
というか、その話初耳です。そんなシステム、あの神様組んだっけか?
「経験から一部で言われてる事だし、知らなくても無理ないわ。でも、最初から将来を考えて、スキル習得したりしておくのと、引退直前に習得するのとじゃ、どう考えても習熟度は前者が上になるでしょ?」
「まぁ、探索者の年数は短ければ数年、長くて死ぬまでだっけ?そこそこの年月探索者やるわけだし長く使う方が高くなるよね。」
「ええ、その辺もあるわね・・・で、探索者になってから将来を考えるっていうヒトも居るんだけど、将来を考えて、伸ばしたい能力・スキルを習得考えないと、探索者辞めた後が難しくなるの。幸い、私は講習で教わったモノだけど製薬の技があったし、カイナには回復魔法の適性があったわ。だからこうして生きていける。それに、戦う能力以外もあった方が探索も続けやすいのよ?」
うん、そのおかげでリリアちゃんやマルグリアさんに会えて、自分もここにいるわけだしね。
あと、探索を続けやすいってのは、稼ぐ手段を別に確保するってことか・・・戦闘-生産型ってことかな?
・・・割と人気のネット小説の主人公がそんな感じだったな・・・
「別に私の跡を継ぐ必要は無いのだけれど、リリアが探索者の次を考えないと安心して送り出せないわ。例え、最初の内は家からギルドに通うにしてもね。」
探索者になってからどうするじゃなくて、その先を考えさせたいのか・・・
「ん~、結婚するまで探索者やるとか言ったらどうするの?」
「あら、モフモフさん?結婚したからって安泰って訳じゃないくらい解っているわよね?」
あ、その顔ちょっと怖いです。
って、そっか、相手が居なくなる場合とか、そもそも片方の稼ぎだけでどうにかなる世界じゃないもんな。ここじゃ専業主婦なんて言葉は無いのでありますよ。
「あ~、うん、できれば子育てしながらも稼げる業が必要なんだね。」
もちろん探索者やりながらの子育ては論外だ。
探索者は当然の如く、それなりの危険を伴うからね。子育て時期には向かないわ。
というか、死ぬ危険性考えれば、あんまり長くできるモノじゃないわな。
実力以上の依頼や場所に踏み込めば、一気に死ぬ可能性が高くなる。
旦那が死ねば一人で子どもを養わなきゃだし、自分が死ぬ可能性だってある。
「そんなところよ。まぁ、村長達みたいにAクラスの探索者になると、長く続けた方がメリットも大きくなるけどね。引退後も引く手数多だし、一財産築くことも可能だわ。でも一般層というか大半がそうではないし、運良くある程度の財産を持てても安泰じゃないわ。」
確かに実力者は自分の限界を知ってて無茶な真似は、絶対にやらなければならない場面にならなきゃしないし、そもそもそんな状況にならないよう上手く立ち回る。
探索者で一番死にやすいのは、実は初心者・低級者ではなく、そのちょっと上辺りの一般層になったばかりの連中だったりする。一番無茶する時期ともいうが。で、そこからの死亡率はだんだん下がっていって、Aランクは大抵がそのまま生きて引退まで続ける感じだ。それでも探索中死ぬ確率可能性は0じゃないが。
「だから、手に職・スキルを付けることを先に考えさせてると?」
「ええ、そんなところよ。その方が後が楽になるの。私が製薬の業を学んだのは、探索者になって初めての講習よ?だから、今こうしていられるわ。」
そっか、親ごころだねぇ・・・って待てよ?
「ねぇ、マルグリアさん。」
「何かしら?」
「リリアちゃんの実力なら余裕でAランク行けると思うんだ。それなら・・・」
そう、リリアちゃんの実力(戦力)は過去を振り返ってみても最上級の部類だ。なら、色々引く手あまたになるはず。マルグリアさんもその辺考慮してないはずがない。
「スカウトはね・・・ただのAランクなら問題ないわ。でも、私の娘ってことで、安全なのはココの辺境伯様のところでお世話になるか、村長のところの騎士団ね。それ以外は、厄介な政争とか謀略に巻き込まれるわね。」
「マジですか?そんなに?」
「ええ、だから最初から考慮してないの。モフモフさんもリリアにそんな話が来たら拒絶する方に持って行ってね。まぁリリアは自分の料理食べても大丈夫なくらいだから毒殺されることはないでしょうけど。」
うん、残念な方向で信用されてるよリリアちゃん。
「じゃあ、結婚もせずずっと探索s・・・いえ、なんでもないです。」
マルグリアさんに睨まれちゃったよ・・・まぁ余程のことが無い限り、一般的には結婚・出産は社会の義務な社会状況だしなぁ。
ちなみに、例外が政治的な理由とか、宗教的な理由が挙げられる。例としてはカイナさんだ。
あそこの教会は始祖が女性であり、生涯未婚だったんで、教会に入ったヒトは未婚・離婚となって独身が許される感じだ。まぁ結婚する人・離婚しない人もいるみたいだけど。
「はぁ・・・例え探索者を続けても、いつか体がついて行かなくなる日が来るわ。どんなにレベルを上げてもね。そうなってからじゃ手遅れも良いところよ。だから、探索者になることだけしか考えて無い今のあの子には許可できないわ。リリアにも言ってあるのだけれどね・・・」
なんか、すごく納得しました。
そして、リリアちゃん、マルグリアさんとケンカしてる間に言われた事多分全部頭に残って無いな。
・・・なんだろ、こう脳筋的な残念臭が漂ってきてる?
艦これ次第という投稿状況。
書きながらも艦これプレイ中です。




