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うっかり転生  ~事件の裏にはヤツがいる~  作者: シールド
1章 リリアちゃん出会い編
25/45

1  村長視点3

申し訳ありません 約1ヵ月空きました・・・

マルグリアは話し終えると座り込んじまった。だいぶ疲れた感じだ。

まだ、完全には吹っ切れて無いのかね?

しかし、しばらく休ませた方が良さそうだな。


「ふむ、そのような事情ではその者たちは使えんの。」


そう残念そうに言ってジュリアムスの奴は、こっちに目配せして合図を送ってきた。

昔使ってたヤツだが、これは補足説明を求めるってとこか?

20年も前なのに良く覚えてたな・・・


「ああ、そういやあいつらの今のパーティー名言って無かったな。『紫狼』だ。紫色の武具をほぼ全員が装備しているからそう名付けたんだろう。」


マルグリアが居た頃のパーティー名が『狼狩』だったから、狼はそこからだと思うが・・・


「そうか、分かった。『紫狼』じゃな。あ奴らか・・・今後開拓村関連の依頼は出さんように気を付けよう。」


さすがに今この近辺で最高位の、最も英雄の階梯に近いと言われているパーティーだ。立場上知っていないとまずいか。


英雄階梯はA級の中でも上位の、顕著な功績をあげた者達だけが至ることができ、戦闘力は正に一騎当千だ。探索者数多存在するが、戦闘評価B級以下であれば束になろうが一瞬で蹴散らすだけの力がある。


ここ20年近く戦争は無いが、それでも国境での睨み合い程度はあるし、国内貴族同士でも同様だ。

そういった情勢下で、それだけの戦力を持つ存在は引く手数多だ。まぁ、普通のA級でも似たようなものだが、英雄階梯は確実に熾烈な争奪戦になる。近くの貴族であれば現役バリバリの内から声を掛けていても不思議じゃぁ無い。(ちなみに上位探索者の再就職先No.1は貴族の護衛だ。)


というか、”今後”開拓村関連の依頼を振らないようにするってことは、すでに何らかの依頼はしちまったってことか?


「おいおい、まさかすでにウチの村に・・・」


「いや、伝手を作るために紫狼に指名依頼は出したが、別の地域での仕事じゃ。開拓村には向かわんよ。今後の依頼する際に留意するという意味じゃよ」


「そうかい、それなら安心だ。そうそう、感謝ついでに俺が知ってる連中の持ってるアーティファクトの情報を渡すわ」


「なんと!?本当か!?ぜひとも教えてくれ!」


すげぇ食いつきだな。まぁ、基本探索者は自分の情報は漏らさないようにしてるし、アーティファクトなんかの特殊な効果・性能が他人に知られるってのは攻略法を教えるようなものだから、現役探索者の使う発掘されたアーティファクトの情報はまず出回らない。(逆に昔から知られていて代々受け継がれている系統のやつは割と知られているが。)その上、今ここいらで一番の注目株の情報だ知りたがるのも当然か・・・


「一応、俺が聞いている紫の武具は、マルグリアたちが見つけたっていう『群れ裂く紫薔薇槍/ゲイ・ホる具』、『群れ裂く紫薔薇杖/ゲイ・メイブ』、『群れ裂く紫薔薇盾杭/ゲイ・ベイ』だな。他のは知らん。後で発見したんだろうな。それと詳細な性能は知らんが、やはり適正のある奴しか使えんらしい。」


「むぅ、そうか”色花”シリーズか・・・」


やはり唸り声一つくらい上げるか。相当悩む情報だろうからな。


”色花”シリーズ。名前そのまま、色と花の名前の組み合わさったネーミングがなされている武具だ。

有名処と言えば、聖女教会の”紅薔薇”や、某国の王家に伝わる勇者が使ったと言う”黒百合”なんかがある。総じて非常に強力な性能を誇るが、癖も強く適性が無ければ使えないという共通した特徴を持つ。


一式を装備できれば正に伝説にある勇者に匹敵する強さを手に入れられると言われていて、某国の王家の場合、その所有するアーティファクトの適性が高く、扱うことが出来る数が多い者が次の王位を継ぐという仕来りがあったりする。

もっとも、一式すべてを装備できるほどの器量を持った人間なんぞ今現在は存在していない。出来て3つくらいだ。それでも戦場では無双の強さを誇るって話だがな。


まぁ、そんな”色花”シリーズの一つである”紫薔薇”だが、一言でいえば国宝級だ。

現在辺境伯といえど新たに昇進した成り上がり。「他の上位貴族に勝てず本人たちの勧誘自体はダメでも・・・」と引退後にアーティファクトの取引を持ち掛ける腹積もりだったのだろう。

だが、知れれば国が獲得に動くレベルだ。もし手に入れることが出来ても、国や他の上位貴族から目を付けられる。だからこそ、入手困難さを思って唸ってしまったのだろう。


なお、使用制限の有無に関わらずアーティファクト含めて、探索者や傭兵といった連中が持っている場合、王侯貴族からの圧力で奪われる可能性が無い訳では無いが、そんなことをすれば話が一気に広まって、その貴族の領内に探索者が全く近寄らなくなって、色々な面から破綻するため、そういったバカ貴族はほとんど居ない。



「まぁ、薬師殿のことを考えると、伝手を作っておいて開拓村に近づかない様に誘導する方向にするかの・・・」


あ、こりゃぁ勧誘も買い取りも諦めたな。ま、保身考えたら、一応の繋がりを作っておきつつ両方諦めるのが最良ってところか。





次はもっと早く投稿できるよう頑張りたいです。


なお、マルグリア元夫の関連一連の流れで一番やりたいネタはブ込みました。

誤字じゃないです。



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