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天才ニートと機関銃  作者: 原武 康則
1/4

つまらない1日と届け物

目が覚める。

つまらない一日の始まりだ。

『11:30(火)』と表記し、なり続ける目覚ましを殴るように停止させ、ベッドから出てきた。

『8:00』とセットしたのに、いい加減な奴だ。

おかげで『11:32』のまま動かなくなったソレを、蹴っ飛ばしてリビングへと向かった。


そこには既に朝食が置いてあった。

「おはよう、さっさと朝食たべちゃいなさい」

「もう昼飯時だけど」

「それが昼飯でいいじゃない?母さん、今日は午後から仕事だから行ってくるね♪」

「いってらっしゃい」

「いい子にしててね♪」

そう言うと母は家を出ていった。

母さんは過保護というか、いつもこんな感じだ。

俺ももう21なのにな・・・。


ニート歴3年の俺の日課は『シューティングゲーム』だ。それもかなり本格的(な改造を加えたもの)だ。

このゲームにハマったのは小3の時で、それから3年ほどで世界2位まで上りつめたのだ。

しかし、そこまでくるとゲームが面白くなくなったので、「イージー」「ノーマル」「ハード」「プロフェッショナル」の四つの難易度だったものの上に「ナイトメア」を付け足してやったのだ。

これで更に3年は持ったが、やはり再び攻略し終わったのだ。

なので「クレイジー」モードを加えた。

今まで10パターンだったもののを3000パターンに増やし敵の数、銃の機種を変更してやった。

更にグレネードやC4までもを追加。コントローラーを排除し動きを認識させるよう(○box36○のようなもの)にした。

そして3年後に「ノーホープ」を加えたのだ。


今日は「B,A,R,(ブローニングM1918自動小銃)」にするか。

こいつは20世紀を通してアメリカで使用されたもんだ。

ゲームスタート

今回のミッションは人質の救出だ。

今までのモードにはあった「マップ」「敵の数」「敵の体力」は見えない。

どうやら廃坑でのミッションだ、まずは見張りをヘッドショットで軽く仕留め銃を回収。

「DP28軽機関銃」だ、敵はソ連(旧ロシア)だな。

ドラムマシンガンなんかがある予感がする。

少し進んだら少々広い場所に出た。

まぁ流石に敵が居るだろう。

ダダダダダダダダダダダダッ

12発、付近のトロッコの裏に逃げ込んだ。

こちらの反撃はまだだ、石を投げ込む。

ダダダダダダダダダダッ

10発。

そろそろいいかな、敵の位置を確認しつつ3発ほど発砲。

「DShk38重機関銃」だ。

あれは給弾機構が30連発のドラムマシンガンだ。

残りは8発。

飛び出して反対の洞穴に駆け込む。

ダダダダッダダッ

もういいだろう。

敵へと突っ込む。

ダダッ

二発位は難なくかわし、鉛玉の雨を食らわせてやった。

まぁある程度強かったのか?

大体「ノーホープ」のクリアに1日を費やす位のレベルだ。

その時、このゲームでは聞くはずの無い着信音が鳴り響いた。

中断できないこのゲームをブチ切り、リビングへと向かった。

時刻は13時を回っていた。


「はい、西垣です。」

『さとるちゃん?』

「母さんか、なに?」

『ごめーん、今日中にお義父さんの弟さんのサダノブさんに届け物が有るのをすっかり忘れちゃって♪てへっ☆』

「え"っ」

まさかな、俺に外へ出ろなどと母が言うはずが・・・

『大事な荷物だから手渡ししてだって~、だから~さとるちゃん!よろ!』

そのまさかだ。

「でも・・・」

『えっ!?いいの!?さとるちゃんやっさしぃ~♪じゃ、お願いね~バイバ~イ☆』

ガチャンッ!

その音が無情に響いた

一体どういう頭をしているのだろうか?

取り敢えず、荷物であろう鍵の掛かった黒いジュラルミンケースを玄関に運んだ。

ロッカーに行くも服が全然ない。

有るのは、ラッパーのようなダボダボパンツだ。

靴は軍用長靴のみ。

服がない。探し回ること15分、父の部屋の黒のレザーコートを発見した。

それらを着用し、荷物の届け先を見た。

「セボルガ公国」

・・・どこぉ!?

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