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ガチャの旅は美少女を連れて  作者: ウィング
第一章 世界説明
7/12

第6話 ディープキス

今回は少しエロ要素が多めかもしれません。

 ……あれ、これって見過ごしていいやつ?


「はい……」


 パルスの表情が暗くなる中、ムキ男の方に唇を向ける。俺とルス、他にもギャラリーが出来ているが、周りの目なんて気にせずにムキ男は続ける。


「喋ったこともねー男に唇を向けるなんて、とんだエロ女だなぁ、おい。ビッチは嫌いじゃないぜぇ?」

「そうですか、ありがとうございます」


 そう言うと、本当にキスを始めた。


「んっ♡ ……あぁ……あっ♡」


 二人の舌が絡み合って――これ、ディープキスじゃね!? 周りにいる男共(俺も合わせて)は一律してアソコが膨れ上がっている。


 俺以外の人はアソコを連れている奴隷の美少女に舐めさせている。それもまたエロいが、やっぱり顔なじみのパルスがディープキスしている方がエロく感じる。


 パルスの頬は少し赤くなっているが、顔は暗くなる一方。知人……ではなさそうな雰囲気だが、やはり止めに入るべきか?


「ルス、意見を聞きたい。ムキ男を止めた方がいいと思うか? 絶対パルスはこういった行為をしたくないと思うんだよ、なら止めるべきだろ」

「私はタッキーの奴隷という立場だから、何かを指図することはあまり出来ない。だから……勃起してしまったそれを舐めることなら出来る! やってあげようか?」

「大丈夫だ。今日一回抜いたしな」


 つまり、この世界では女が下という。受け入れている女達は男にやられ放題のこの状況。


 打破するには俺が動くしかない。ディープキスしている二人を見ながら、フ〇ラされている男共と俺は違う。


『無』属性という稀少能力を手に入れた俺にかかれば、ムキ男相手にも勝てるはず。


「おいムキ男、離れろよ。パルスに用事があるんだよ」

「あ? てめぇさっきスライム狩り行くとか言ってたじゃねーか。早く行けや」

「行く前に用事があるんだ、少しでいいからどいてくれ」

「セ〇クスするまではどかねーよ。分かってんだろ、今やめちまえばギャラリー共も生殺し感で嫌だろうしな」


 そうだそうだと周りの声がする。日本にいれば、確実に今俺がヒーローのはずが、異世界では悪者扱い。


 異世界主人公に憧れて木刀を振ったり筋トレしたりして、女の子を何人も守れるかっこいい人間になろうと思っていた。


 だが、実際の異世界では、そんな考えを持つ奴は邪魔でしかないのかもしれない。色々な異世界があるのだから、その場所に合った生き方をしていくべきなのかもしれない。


 つまるところ、この世界ではエロくなり、美少女奴隷を自分の好きなようにしなければ邪魔者――だからって、目の前にエロい事されたくないのにされそうになってる奴を見過ごす程、俺はこの世界に馴染んでないんだよ!


 キスし終えてしおらしくなったパルスにつけ込み、日本で言うレ〇プを実行に移そうとするムキ男に向かって俺は。


「くらえっ! 『無』属正拳パンチ!」

「うざってぇなぁ、お前」

「ぐはっ!」

「龍樹さん!」


 ムキ男は気だるそうに俺に腹パンをすると、数メートル吹っ飛ばされた。心配そうに俺に声を掛けてくれたパルスは、ムキ男に顔を掴まれ、反感を買ったらしい。


 俺が無駄に動いたせいでこうなったのか考え込むと、ムキ男が俺に向かって冷静に、


「お前、無属性なのか? 聞いたことのない能力、いや違うか、無属性ということは何も持っていないということ。すなわち、恥ずかしすぎて誰も公表しないんだ。堂々と宣言したことを褒めてやろう」


 ムキ男に言われてハッとした。確かに無属性というのは、何も持っていないという意味で捉えることも出来る。


 火を出すことも水を出すことも出来ないのか、俺は。ルスや神子に申し訳が立たないな。


 唾液を垂らしながら立ち上がる俺の元にルスが駆け寄って来てくれた。


「大丈夫!? 私のタッキーをこんな目に遭わせるなんて……許せない!」

「お前のモノでは……ガハッ……ないが、確かに許せないな」

「だよね! ちょっと私言ってくる」


 こめかみに血管を浮かび上がらせながら、ルスはムキ男の元へ歩いて行く。止めようと手を差し出すが、僅かに届かなかった。


「ちょっと! やめなよ、パルスが嫌がってるでしょ!? 男女に格差が生まれるのは、私好きじゃない」

「お前の感情なんて興味ねーよ。あのクズ野郎の奴隷だろ? クズのち〇こでも舐めてろ」

「なっ……! 私のご主人様をバカにするなんて許さない! ぶっ殺して――」

「お前もよく見ると可愛いなぁ、これ以上突っかかってくるようならお前も一緒に犯してやるよ」

「すみませんでした。調子に乗りました」


 ルスの謝り声が聞こえ、一悶着あった方を向いてみると、頭を下げながら後ろに後ずさりこっちに向かってくるルスの姿があった。


 俺がどうしたのか訊くと、ルスは笑顔で。


「パルスの事は諦めてスライム狩り行こ」

「おいこら、何諦めてんだ」

「違うんだよ、話を聞いて? あのムキ男さ、タッキーを軽々吹っ飛ばす力を持ってるということは、能力使ったらヤバいことになると思う」


 一理あるルスの言葉に、俺は言葉を失った。


 俺の力じゃどう頑張っても勝てない。だからといって能力も使い方がよく分からないし、あるのかすら分からない。


 パルスだって雰囲気に流されておっぱいまで見せている。もう諦めてスライム狩りに――


「男の方にこんな事頼むなんて、私罰が当たるかもしれませんが……龍樹さん、助けてください!!」


 パルスの言葉に身体が勝手に動いた。

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