ハボクック地中海を征く
久しぶりの投稿です
1943年1月
イギリス諜報部MI6はコードネームJ.Bの活躍により新たに新設されたソ連黒海艦隊が地中海に進出するとの情報を入手した。ジブラルタルは枢軸が押さえているが、イタリア以東はソ連が押さえており今もイタリアのソ連軍とマルタ島、シチリア、コルシカ島の枢軸軍と地中海の制海権の奪い合いを行なっていた。
このような状況で8万トンクラスと思われる新型空母二隻を含む4隻の空母を有する黒海艦隊が地中海に現れた日にはジブラルタルに居る巡洋艦三隻と駆逐艦8の枢軸地中海艦隊では対応不可能となるのは目に見えていた。
1943年1月 スカパフロー
枢軸連合艦隊司令官サマヴィル提督とイギリスのチャーチル首相が話し合いをしていた
「我々、枢軸連合艦隊が出撃し敵黒海艦隊艦隊を迎撃しろと言うのですか首相は?」
「その通りだ、すまないがジブラルタル…いや地中海を敵にとられる訳にはいかないのだよ」
「確かにジブラルタルを押さえていますから地中海からソ連の潜水艦が出ることはありませんが制空権を握られ対潜哨戒機を飛ばせないマルターコルシカ島以東はソ連潜水艦が好き勝手してますからジブラルタルをとられたら大西洋がどんな状況になるかも分かりますが、我が艦隊は戦艦は強力な艦が揃ってます。しかし、ソ連軍艦載機に対抗出来るように艦載機とそれを搭載する空母が存在しませんから我々がソ連軍黒海艦隊を撃破出来る可能性よりも我が本国艦隊のように壊滅する可能性のほうが高いと思います」
「その点は心配は無用だ日本から大量のジェットエンジンが送られてきた上に我が国でのエンジンの生産が軌道に乗り始めたからジェット機も大丈夫だ。そして、アイスランドで建造中だった艦が完成したその艦が防空を行なってくれるから連合艦隊は黒海艦隊への攻撃に専念したまえ」
「アイスランドで建造していたのは空母だったのですか…分かりました。その代わりアッズにいるドイツ大洋艦隊を欧州へ戻してもらえませんか?」
「分かった、日本での修復なども終わったというから何時でも戻せるが何時戻せば良いのだ?」
「我々が黒海艦隊迎撃に出撃したのと同じタイミングでスエズ経由で戻していただきたい」
「確かに我々は南下したソ連軍をシナイ半島で食い止めスエズと紅海を確保しているが、君たちが出撃したタイミングだと黒海艦隊と地中海で遭遇してしまうぞ」
「それで良いのです。敵は我々だけでは勝てないかもしれませんから敵には二正面作戦を行わせるのです。ドイツ大洋艦隊のリヒトホーフェンには日本のジェット艦載機を搭載してくると言ってましたからなんとかなるでしょう」
「成る程…分かった私からドイツ政府には話をつけておく、君たちは何時でも出撃出来るように備えたまえ」
「了解しました。戦果を御期待ください」1943年1月12日 ジブラルタル
「あんなこと言ったが、ソ連黒海艦隊に勝てるか不安だ…」
「司令、戦う前から負けた気でいたら勝てる戦いも勝てませんよ」
「君は確か…日本遣欧艦隊の伊藤中将じゃないか」
「ようこそジブラルタルへ…って私が言う立場では無いんですがね」
「そんなことは無い、今まで大西洋にソ連潜水艦が侵入を防げたのは君たち日本軍のおかげだ」
現在キールに居るソ連北海艦隊が北海に進出する際にイギリス地中海艦隊は壊滅し、代わりとして日本遣欧艦隊が枢軸地中海艦隊としてジブラルタルを拠点に地中海を守っていた。
1月15日
ジブラルタルに謎の氷山が接近しているとの連絡を受けた枢軸連合は駆逐艦を調査に向かわせた
「司令、氷山の正体が分かりました」
「なんだったんだ?」
「チャーチル首相の切札です」
「もしかして…あの氷山がアイスランドで建造された空母だと言うのか」
そこにチャーチル首相から電話が来た
「サマヴィル君、我等が切札ハボクックは気に入ったかね?」
「ただ圧巻としか言いようがありません」「こいつには我が国のジェット戦闘機ホークに攻撃機モスキート、ドイツの戦闘攻撃機Go229にHs132を合計600機搭載している。こいつに取れない制空権は存在しない、安心したまえ」
「これで作戦を立てられるようになりました。是非とも我等が枢軸連合に勝利をもたらして見せます」
「頼んだぞ、後言い忘れていたが焼夷弾などの高熱を出すものには気を付けてくれ…ハボクックは溶けるからな」
この一週間後ダーダネルス海峡をソ連黒海艦隊が通過したとの報を受けて枢軸連合艦隊はジブラルタルを出港した。
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