表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
80/279

「崖の上のヒーロー」の巻

「あたしって、なんですかーー!」

  自己崩壊を起こした美女が叫んでいた。

「美しいって、罪ですかーー!」

  その自覚は残っていた。


「お前が犯人だっ!」

  ドラマのロケも行われた事があった。


その崖の上に来ては、毎日誰かが叫んでいた。


「毎日毎日、うるさいんだよーー!」

  崖の上にポニョッとある一軒家を買った男も叫んだ。


「静かな所だからと言う売り文句はなんだったんだよーー!」

  嘘だった。商売のための嘘である。


「わーー、わーー、わーー!」

ここだったら、いくら声を出しても怒られないと思って(わめ)き、一軒家の男に叱られる少年もいた。


「春の小川はサラサラいくよ」

  歌の練習に来る少女もいた。一軒家の男は、

「まあ、歌の練習なら」

  と我慢した。

年齢に関わらず、女性には弱い男だった。


大きな口を開けて腕を振り回すが、声を出さない者もいた。

スーパーヒーロー「(だんま)りマン」だった。

ヒーローだって、何かを叫びたい時があるのだ。


「何か叫べよ! 冷やかしかよ!」

黙りマンが帰った後、一軒家の男は崖に立ち、叫んだ。

「明日も誰か叫びに来いよおーー!」


男は叫び声依存症に(おちい)っていた。




(黙りマンだ) だんまりまんだ!!


(大声はエゴおお) おおごえは、えご!! おお!



お読みくださった方、ありがとうございます。

ギャンブル依存症よりはマシな(たぶん)を書きました。

明日も「続・のほほん」を投稿します。


同じ、回文オチ形式のショートショート「魔人ビキラ」は、

117話くらいで完結しています。

     よかったら読んでみて下さい。


ほなまた明日、続・のほほん、で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ