表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
78/276

「今回もノンフィクション」の巻

昔の会社は、社員の有給休暇を買ったりしていた。

休まず、会社で仕事を欲しいからである。


社員も、お金になるので休まず仕事をしたりしていた。


ぼくがその某社に入社した時は、有給休暇の買い上げは無くなっていたが、皆勤賞はあった。


一年間、一日も休まず仕事をしたら、報奨金が出るのである。

しかも表彰対象となり、創立記念日に豪華な食事が別室で、社長とともに頂けるのである(これは苦手であった。なんか喋らされるし、質問も受けるし)。


ぼくは二十五年勤めて、三度しか皆勤出来なかったが、皆勤の常連はいた。


「凄いなあ」と思って、ある時、この皆勤常連のAさんに話を聞いたら、

「皆勤賞が欲しいから」と、当たり(さわ)りのない返事をされた。


皆勤賞が、ある年から四分の一に減っても、Qさんは皆勤を続けていた。

ぼくもお金(報奨金)は欲しかった。一日だけ休んでしまった年などは、悔しかった。


そして皆勤すると、組合から、

「有給休暇は組合員の権利です。有効に使って下さい」

と言われたりした。


ぼくはもう退社したし、今は皆勤賞も無くなってしまったそうだ。


かの皆勤常連のQさんは、それでも皆勤を続けているのだろうか。


ぼくは続けているような気がする。

彼の皆勤は、性格から来ているように思えたからだ。




(皆勤奇異か)

かいきん、きいか?!



お読みくださった方、ありがとうございます。

次回、「続・のほほん」は、明日の月曜日に投稿予定。

ほなまた、明日。続・のほほん、で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ