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いじめられていた私は依存する  作者: 雷瑠 むーが
1/6

出会い

 私はいじめられている。同じ人間・・・・なはずのにいつも、いつも、いじめられている。学校でも、家でも、どこでも。唯一、誰にもいじめられなかったのが登下校時に通るボロボロになっている神社。よくそこの賽銭箱に寄り掛かって休んでいた。


 そんな日々のせいで人を見るだけで恐怖で震えてくる体になってしまった。


 どんなに傷だらけなってもいじめられる日々。恐怖で震えて動かない体。いつの間にか、あの神社にすら行けなくなる程に私の体は壊れていた。


 歩くことすらも出来なくて、四つん這いになってひどい痛みに耐えながらゆっくり腕と足を動かさないと移動することすら出来なかった。


 そんな状態になっても、いじめは止まるどころか激しくなっていく。


 私はもう、耐えられなかった。私の周りにいる人間の隙間から通り抜けてあの神社に向かって無我夢中で走っていく。神社に着いて賽銭箱に寄り掛かる。


 さっきまで感じなかった痛みが出てきて、ものすごい痛みが私を襲う。苦しみながら、私は思う。あんな所で死ななくてよかった。ここで死ねるのなら、もういいかな。最後に生まれ変わったら、いじめられないといいな。そして私は眠りについた。























 目が覚めると、さっきまでいたボロボロの神社じゃなくて違う神社にいた。ここはどこなんだろう?不思議に思いながら体を少し動かす。そういえば、痛みがないことに気付く。自分の体をよく見ると、綺麗に傷がなくなっていた。多分死んだはずなのにどうして生きているんだろう?


 そんなことを考えていたら眠くなってきたので、目の前にある賽銭箱に寄り掛かって寝た。


 目が覚めて周りを見渡してみると、知らない部屋にいた。どういうことなんだろう?と不思議に思った。


 嫌な予感がして急いで部屋の隅っこに逃げ込む。足音的に人間が来るんだと思うと怖くて体が震えて息も荒くなってくる。


 人間が部屋に入ってきてこっちに向かってくる。体の震え方が激しくなっていく。そして私の目の前に一本の骨を置いて部屋を出ていった。


 少ししてようやく震えが止まって、息も普通になった。周りに誰もいないことを確認してから、目の前の骨を軽く指でつつく。触った感じ的に本物みたいで嬉しくなる。そっと両手で持ち上げて端っこを少しくわえてカリカリと音をたてながらかじり始める。やがて少しだけだと物足りなく感じていつも通・・・・りに・・ガリガリと骨を歯で削って食べていく。


 夢中になって骨を食べていたら、視線を感じて前を見ると人間が目の前に来ていた。でもこの人間は怖く感じなかった。そして目が合った。綺麗な紅い眼をしていて不思議な感じがしてずっと見ていた。


?「ねえ。なんで骨かじってるの?」


 不意に、そう聞かれた。びっくりしつつ、とりあえず骨を置いてから答える。


私「……お腹、空いた、から、なの」


 そう言うと、相手は首をかしげた。かしげたまま、不思議そうな顔をして言う。


?「貴方は吸血鬼・・・じゃないの?」

私「……そう、なの?」

?「お姉様からそう聞いたけど?違うの?」

私「……分からない。……何も、かも、分からない、の……」


 そう言って顔を手で隠して相手から逃げるように離れた。自分の名前すらもないのだからそれが嫌になってどうしようもなく涙が流れていく。それを隠さないとまたいじめられることになってしまいそうだったから。だから必死に声を抑えて泣いているという事実を隠す。相手に知られないように、相手が気づかないように隠す。


 そうしていても、相手には分かってしまったらしく足音が近づいてくる。私の前に来ると、軽く頭を撫でられる。もう、声を抑えられなくなって思いっきり声を出して泣いてしまった。相手はそんな私を慰めてくれた。




 それなりの時間が経ってようやく私は落ち着いてきた。相手もそれが分かったみたいで少し私から離れて私に問いかける。


?「名前はあるの?」

私「……ないの」

?「じゃあ、親はいたの?」

私「……いた、けど、親と、思いたく、ないの……」


 また泣きそうになっていると、頭を撫でてくれたので落ち着いてくる。


?「何で?」

私「……いじめられたの。……暴力を振るわれたの。……何度も、何度も……。どんなにお願いしても、やめてくれなくてそれどころかどんどん激しくなっていって何度も、お前さえ居なければ!って私に何かするたびに言ってくるそんな奴らを親とは思いたくない!!」

?「……そうなんだ。じゃあ、そいつらにやり返したい?」

私「やり返さない。そんなことをしたくない。やり返されるのが怖いから、絶対に人間に会いたくない。いじめられる!また囲まれて何も出来ないまま一方的にいじめられる!!いじめられて、いじめられて、それが怖くて怖くて動けなくなって更にいじめられる!!!!人間が怖くて仕方がない!!…………怖いの、怖いの……。怖いの……」


 その時の恐怖を思い出してしまって体が震え始めてしまう。相手は優しく抱きしめて頭を撫でてくれる。そのうち震えも止まって安心してきて、寝てしまった。

 主人公の名前、どうしよう?と悩みながら、こんな感じで書いていきます。

 良かったら続きも見てくれると嬉しいです。

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