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第一話 著者談
――その時は「不思議なヤツだな」って思った。
男言葉を遣うチビッこい女の子。
物怖じもしない。素直で裏表もなくて……。
本当にブラッド王子なのか、経緯もよくわからないままだったけど……感じていたんだ。「こいつとは長い付き合いになりそうだ」って。
“友達”、か……。
いつからだったんだろうな。
付かず離れずで上手くやっていけばいいかなって、そう思っていたのに……。
いつの間にか、友達から親友に変わった。
知らんフリしてたつもりが、いつの間にか目で追っていた。
お前はいつも言ってたっけ。「キミは大切な親友だ」って。なのに俺は、「お前なんか嫌いだ」って、いつも跳ね返してたよな。
……ごめんな。
今素直にならなくたって、気持ちを伝えなくたって、まだまだ時間の余裕はあるって……心の奥ではそう信じていたんだ――。




