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前世から続く底辺転生者の這い上がり〜転生してもハズレスキルでまた底辺に〜改稿版  作者: 赤井水


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28話

 俺は2層も難なく素手や棍棒を持ったゴブリンを屠って魔石を手にしていた。




「ふぅ、剣と魔術だけで何とかなりそうだな」




 ダンジョンって言うと宝箱のイメージがあるけどEランクダンジョンではそうそうあるもんじゃない。


 高ランクダンジョンではボスモンスターを倒すと手に入るみたいな話を聞いた。


 途中に細々小さな部屋みたいな所はあるが何もなかったので俺は罠もあると思い、覗くだけで入っていなかった。




 そして、3層への階段を見つけた。




 迷わず3層へ降りて階段付近で飲水を生活魔術で生成し休憩をとった。


 魔物は異常事態、即ちスタンピードやダンジョン崩壊、変異種の発現がない限り階層間移動を魔物は行わないので休憩をするならここが1番最適なのだ




 休憩を終えて俺は進んで行った。


 そして目の前に十字路が現れたので相手の視線に入らないように俺は通路を覗いた。




「!居た。武器持ちだ」


 ゴブリンダンジョンは下層に降りて行けば行くほど武器持ちが増える。




 強さは対して変わらないが。


 打撃や素手での攻撃に比べれば格段に危険度は跳ね上がる。




「ゴブリンアーチャーは居ないな。ゴブリンソードマンとグラップラーか。有難い」






 俺は相手を引き付ける為に石を投げて隠れた。




「グギャ?グギャギャ」




 こちらを怪しんで警戒しながら向かって来るようだ。


 俺は火魔術を準備してゴブリンが来るのを待った。




 少し待つと通路からゴブリンが顔を出した瞬間に


『ファイア』




 俺は2匹のゴブリンを焼き払った。






 卑怯? 何とでも言ってくれ。命がかかっている以上安全マージンは大事だ。


 魔物相手に卑怯かどうかの倫理観なんて要らない。


 相手は魔物、しかもフィールドは相手に味方してるわけだ。


 敵対するなら根絶やしにしなければならないんだ。




「???俺、こんな過激な思想を持ってたっけ? まぁ、良いか」




 何か薄暗い感情に体を締め付けられそうだったが。俺は何にも疑問に思わなかった。






 それからも気を付けながら進み追加でゴブリンソードマンを5匹、ゴブリンファイターを4匹、ゴブリンアーチャーを3匹倒した。




 3層もなんなく進み階段を見つけることが出来た。


 結構な疲労感があったので4層を少し見た後、長めの休憩をとることにした。




 水と干し肉で食事をすぐに摂り、周りを警戒しながら1時間ほど休んだ。


 体感的にはダンジョンに潜ってから4時間程経っている。


 焦る必要は無いが魔物はよく夜に活発になる傾向があるそうだ。


 それはダンジョンの中の魔物にも適応される




 その時間に入る前にこのダンジョンを踏破してしまおうと決め。


 俺は探索を再開した。






 先程と同じように慎重に進みながら索敵をするここで新しい種類のゴブリンが出てきたのを確認する。




「まだ気付かれていないがあれはゴブリンメイジか。魔術を飛ばされる前に仕留めておきたいな。」




 俺が見つけたのはゴブリンメイジ1匹とゴブリンソードマン・ファイターの3匹で行動している。


 中々バランスが良い。




 俺は気付かれて居ないことを良い事に


『スパーク』を放ちソードマンとファイターを行動不能にした。




「うおっと、危ねぇ」


 するとそこで火の玉が飛んできたので俺は避けた。




「ゴブリンアーチャーが居なくてよかった。遠距離タイプを2匹始末する手段がスキルにしかないからな。」




 そう思いつつ俺はゴブリンメイジを剣で切り伏せ他のゴブリンも仕留めてた。




 その後も危なげなく安全マージンをとりながらゴブリンを虐殺して行った。




 そして5階層への階段を見つけ降りて行くと。今までの階層とは明らかに違う点があった。




 そう大きな扉がドォーンと建っていた。




「ここがボス部屋か。ボブゴブリンがどれくらいの強さか分からないが。油断せずに行こう。」




 俺はボス部屋の扉に手をかけ開いて入って行った。

面白ければ評価頂けると幸いです。

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