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天馬の存在
「おー、勇希。めっちゃ授業受けてんじゃん」
「そうでしょ、おれ、この塾きてから、なんか変わりたいなって思って」
「うわ、負けてらんねえな」
おれにとって、天馬の存在は大きかった。
天馬がいなければ、こんなに、部活に勉強にガチになれなかったし、天馬がこの塾にいてくれるから、今日も塾に来たいって思えるし。天馬の存在は、おれにとって本当に大きい。
「じゃあ、どっちがたくさん授業を取れるか勝負しようぜ」
「臨むところだ」
おれと天馬は、夏休み中ずっとどっちが授業をたくさん取れるか勝負をしていた。




