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ビリでインキャは嫌なので国公立大学に合格します  作者: 佐和多 奏
1年生編

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文化祭

「せっかくだから5人で回ろうよ!」

「いいね!」

 おれは、この5人の中で多分一番成績が低い。

「花蓮と由紀は、文系と理系どっちに進むの?」

 由紀が答える。

「私たち2人とも理系だよ」

「マジか!」

 みんな頭いいんだな。

 そんなことを思った。

 おれも、理系に行きたかった。

 でも、赤点ばっかだから、それどころじゃなかった。

 理系に行ったら茨の道。

 国公立に受かることなど、到底無理だろう。

 そう思って、文系に進むことにする。

 している。

 でも。

 おれ以外、みんな理系なら、もう、同じクラスになることはないんだろうな。

 なんだか、寂しいな。

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