前へ目次 次へ 15/114 国公立に入ること おれは、帰りの電車の中で考えていた。 海から帰る電車は、田舎道を抜けて、どんどん都会になっていくから、なんとなく寂しかった。 けど、夜の景色も綺麗だから、なんとなく幻想的な感じがして、楽しかったってのもあるかな。 みんなと別れて、1人で考えていた。 おれなんかが、国公立なんで行けるのか。 でも、みんなが少なからず思っている、おれの、インキャっていうイメージ、ビリっていうイメージは。 国公立に行けば、払拭できるかもしれない。 それは、本当にあるかもしれない。