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二期考査
二期考査は、ビリ2だった。
でも、追試は免れたんだ。
だから、おれは。
今。
クラスのみんなで。
海に、来ていることができるんだ。
クラスのみんなで話し合った結果。
夏休みの何にもない期間に入ったら、海に行こうってなった。
天馬も、夕暮れの時間に、部活終わりに来た。
サッカー部は少し厳しいらしい。
みんなで水風船を投げ合った。
夜には、みんなで花火をした。
とっても、とーっても、楽しかった。
おれは。
陽キャに。
なれたのかな。
なれたんだと、いいな。
「なあ、岩田」
「なに?」
「おれって、陽キャになれたのかな」
「それは、わかんね。でもさ、おれたちが陽キャになったって自信もって言える方法が、1つあるよ」
「……なに?」
「国公立大学に、入ること。この高校のみんなはさ、楽しみながらも、みんな心のどこかに、国公立大学に入りたいっていう希望を持っている。だから、国公立に受かることが、おれたちが救われる方法なんだよ」




