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第81‐88話 怠るな怠れ、笑うな笑え、狙うな狙え、戦うな戦え

 大川は目を腫らしながら水鳥のいる方の壁に縋りついていたが、いきなり後ろを振り向くと目を大きく見開いてケースの壁に背を押し付け、じり、じり、と一角まで後ろ向きに動き、視線の向く位置を変えないまま動き、角に背を押し付けてストンと座り込み、ついに目を逸らしてギュッと瞑って、体の力が抜けて倒れ、スカートに染みを作って、死んだ。


 ニニィの合図とともにケースの壁を叩いていた望月は急に背筋を伸ばし、うしろを振り返るも何もなく、その背中にジワリと血の染みが線状に浮き出し、今度は右を向くと、右太ももの辺りから血の染みが線状に浮き出し、望月が反応するたびに同じ傷跡から出血が起こり、そして、反応しきれないほどの速さで線が増え、衣服は破れ、皮膚は破れ血しぶきがケース内に飛び散り、肉は千切れ骨が露出し、倒れる間もなく望月は四肢を脱力し、ズタボロになった頃にようやく床に落ちた。


 江守は絶望的な表情を浮かべて透明なケースの床にペタリと座っていたが、不意に頭の横から血と脳を噴き出し、透明なケースの壁に模様を形作って、その場に倒れ込んで死んだ。


 土井は力なく透明なケースの壁を叩いていたが、ふと頭を押さえだして、何とかその場に押しとどめようとしていたが、その抵抗もむなしく首は90度回転し、必死にとどめようとしているが敵わず、首は180度回転し、270度回転し、360度回転し、床に落とされた。


 今回の犠牲者 大川広恵、望月有道、江守ミツ子、土井勝

 一番大事な人 それぞれ


 やっぱり岩倉さんに比べると大したことないよね。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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