表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
商人の男と貴族の女ーー婚約破棄から始まる成り上がり――  作者: 葉月奈津・男
【セザール】編 ~柱が折れたら屋根は落ちる~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/74

第27話 その後

2/5

 


 『————え?」

 カッコつけた姿のまま、成り行きを見ていた鉄壁のリシャールさんが間の抜けた声を出した。

 ここは、体張って助けた自分に女の子たちが惚れる場面。

 そう思っていたのに——―


「俺は一体、何を見せられているんだ?」




「うーむ。そうくるかー」

 腕組みをしたクレールは、成り行きに感心しきりだった。


 クレールのシナリオでは、優勝して勘違いをこじらせたリシャールがカロスタークを煽る予定だったのだ。

 これはまぁ、途中までうまくいったわけだが――

 。

 リシャールに対抗したカロスタークが、セザールは自分のだと宣言。

 そんなことはないと食い下がるリシャールに、セザールが「ごめんなさい」をする。


 こんな想像をしていたのだ。

 まさか、こんな結果が待っていようとは。


「ウ―ム。やっぱ。男女の愛とか。私にはわからん!」

 キャハハッと、楽しげに笑うのだった。




「うん。収まるべきところに納まったね」

 ニコニコ笑うギョーム。




「セザール様は柑橘系がお好きでしたよね」

 買い出しの項目に若干の修正を加えるトマ。




「だめだ、これは」

 セザールを諦める男子たち。




「あいつ、本当に金持ちなんだ」

 目を輝かせる女子――ハイエナ――たち。




『婚約者なしのフリー』。

 それは、カロスタークも同じこと。


 しかも、金を持っていることがはっきりとした確証付きで知れ渡っている。

 学院内の各所で、カロスターク争奪戦が始まろうとしていた。



 ぶるっ――


「な、なんだ?」


 突然寒気を感じたカロスタークが自分を抱きしめる。


 セザールは、カロスタークの上着を着たまま、彼の隣に立っていた。

 もう、誰にも奪わせない。

 そんな顔で。


「負けないようにしないと・・・ね」


 争奪戦の予感を察知して、自分に気合を入れるセザールだった。





 争奪戦のカギを握るのは——【フランソワ】。



評価いただけると続編を書く意欲に直結します


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ