表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/106

第1巻 第72讃歌 アグニ讃歌

1 多くの贈り物を

人間に持ちながらも、

彼はそれぞれの賢い定め

人の高い力を低くします。

アグニは今、

宝の主であり、

永遠にすべての不死の

恵みを授けます。

2 誤りのない神々は

すべてを探し求めても

彼を見いだせず、

私たちの周りにいる

愛すべき赤ん坊を。

疲れ果て、彼の跡を追い、

献身的に、

彼らはアグニの

愛らしい最も高い家に

到達しました。

3 純粋な者たちが聖なる油で、

おおアグニよ、

純粋なあなた

に三つの秋の季節に仕えたので、

だから彼らは

礼拝のための聖なる名を得、

高貴に生まれた者たちは

自分の体を尊くしました。

4 広い地と天に彼らを知らしめ、

聖なる者たちは

ルドラの力を明らかにしました。

死すべき者たちの集団は、

遠くを見通し、

アグニが最も高い位置に立つのを

見いだしました。

5 彼らは近づき、

一心に、妻たちとともに、

崇拝に値する彼に

跪いて礼拝しました。

友は友の目の中に保護を見いだし、

彼らは浄められた体を

自分のものにしました。

6 聖なる者たちが

あなたの中に含まれる

三度七つの神秘的なものを

発見するとすぐに、

一心に彼らは不死の薬を守ります:

あなたは彼らのすべての植物と

牛の命を守ってください。

7 あなた、アグニよ、

人間の業を知る者よ、

私たちに良い食物を

絶え間ない流れで送ってください、

私たちの生活のために:

あなたは神々の道に深く熟練し、

疲れを知らぬ使者、

供物の運び手となりました。

8 法を知る者たち、

七つの強い天の流れは、

良い思いに満ち、

富の扉を見分けました。

サラマーは牛たちの

堅固な牢を見いだし、

それによって人間の種族は

今も支えられています。

9 彼らは

すべての高貴な業に近づき、

不死の命への道を作り、

鳥の支えとなるために、

広い母、アディティと、

彼女の偉大な息子たちは

力のうちに立ちました。

10 神々が不死の者として

天の両眼を作ったとき、

彼らは彼に

美しい栄光の贈り物を与えました。

今、彼らは

動かされた川のように流れます:

彼らは赤い馬たちが

下ってくるのを知りました、

おおアグニよ。



解説

この第72曲は、アグニを「すべてのものの起源」「法の守護者」「富と不死の薬の与え手」として深く讃える内容です。アグニの神秘性(三度七つの神秘的なもの=七つの舌や儀式の要素)と、神々や人間との関係が強調されています。

•1-2節:アグニが宝の主であり、神々が探し求め、疲れて到達する高い家。

•3-4節:三つの秋の季節に仕え、聖なる名を得、ルドラの力を明らかにする。

•5-6節:跪いて礼拝し、浄められた体を自分のものに。三度七つの神秘を守る。

•7-8節:食物を送り、神々の道を知る使者。サラマーが牛の牢を見いだす神話。

•9-10節:不死の命への道を作り、天の両眼(太陽と月?)を与えられる。

全体として、アグニの宇宙的な役割と儀式における重要性を神秘的・詩的に描いた讃歌です。「三度七つ」の数字が儀式の深さを象徴しています。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ