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リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


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34/56

第1巻 第34讃歌 アシュヴィン讃歌

1. この日を観察するあなたがたよ、私たちとともに三度いてください:

あなたがたの恵みは遠く広がり、

あなたがたの道のりも。

冬の外套のように

私たちはあなたがたに密着します

賢者たちによって

あなたがたは私たちに近づけられます。

2. あなたの蜜を運ぶ車には

三つの輪があり、

ソーマの愛する者を追って

旅します、

すべてが知るように。

三つの柱が

それを支えるために置かれています

三度あなたがたは夜に旅し、

三度昼に、

おおアシュヴィンよ。

3. 三度同じ日に、

おお欠乏を払う神々よ、

今日三度

私たちの供物に

蜜を振りかけてください

三度私たちに

豊かな食物と力を与えてください、

夕暮れに、

おおアシュヴィンよ、

そして夜明けに。

4. 三度私たちの家に来てください、

三度正しい民に、

三度三度

よく助けに値する者を助けてください。

三度、

おおアシュヴィンよ、

私たちを喜ばせるものを与えてください;

三度決して欠けない食物の蓄えを

送ってください。

5. 三度、

おおアシュヴィンよ、

私たちに豊かな富を与えてください:三度神々の集会で、

三度私たちの思いを助けてください。三度私たちに繁栄を、

三度名声を与えてください

太陽の娘が

あなたの三輪の車に乗ったからです。

6. 三度、

おおアシュヴィンよ、

天の薬を私たちに与えてください、

三度地の薬を、

三度水が持つものを、

恵みと健康と力を

私の息子に授けてください;

三重の保護を、

輝きの主よ、

彼に与えてください。

7. 三度あなたがたは日ごとに

私たちによって礼拝されるべきです:三度、

おおアシュヴィンよ、

あなたがたは地球を回ります。

遠くから車に乗って、

おおナーサティヤよ、

来てください、

体に息吹のように、三つに。

8. 三度、

おおアシュヴィンよ、

七つの母なる流れとともに;

三つの壺、

三重の供物が準備されています。

三つの世界があり、

空の上を動いて、

あなたがたは昼夜を通じて

天の堅固な天蓋を守ります。

9. あなたの三輪の車の

三つの輪はどこに?

三つの座は

しっかりと固定されていますか?

それを引く強力なロバを

いつ繋ぎますか、

私たちの供物に

あなたがたを連れてくるために、

ナーサティヤよ

10. ナーサティヤよ、

来てください

聖なる贈り物が捧げられました

甘さをよく知る唇で

甘い汁をお飲みください。

サヴィタルは日の出前に

あなたの車を送ります、

油を満載し、

さまざまな色で、

私たちの犠牲に。

11. おおナーサティヤよ、

三度

十一の神々とともに来てください

おおアシュヴィンよ、

蜜の飲み物に。

私たちの命の日を長くし、

すべての罪を拭い去ってください

敵を払い、

常に私たちとともにいてください。

12. 三輪の車に乗って、

おおアシュヴィンよ、

貴い子孫とともに

現在の繁栄を

私たちに与えてください。

私はあなたがたに叫びます、

聞く者よ、

保護のために

戦利品を勝ち取る場所で

私たちの助け手となってください。




簡単な解説(全体の流れとポイント)

この第34曲は、アシュヴィン双神ナーサティヤを「三度(thrice)」という数字で繰り返し呼びかけ、恵み・保護・富・健康・子孫・長寿を求める内容です。リグ・ヴェーダのアシュヴィン讃歌の典型で、「三」という数が象徴的に使われ(三輪の車、三つの薬、三度の来訪など)、彼らの救済力・遍在性・三つの世界(天・空・地)を守る役割が強調されています。

• 1-2節:アシュヴィンの恵みの広がりと三輪の蜜の車。冬の外套のように密着する親しみ。

• 3-6節:三度蜜を振りかけ、三度富・食物・薬を与えるよう祈り。太陽の娘(ウシャス?)が三輪に乗る神話的イメージ。

• 7-9節:三度礼拝され、三度地球を回るアシュヴィン。七つの母なる流れ(川)とともに三つの壺で供物。

• 10-11節:蜜の飲み物に招き、三度十一の神々と来て罪を拭い、敵を払うよう。

• 12節:締めくくりは三輪の車で繁栄と子孫を与え、戦利品の場所で助け手となるよう。

全体として、アシュヴィンを「癒しと救済の双神」「三つの世界を旅する者」「三度の恵みを与える者」として描き、繰り返しの「三度」が祈りのリズムと彼らの遍在性を強調する美しい構造です。ヴェーダの数字の象徴性(3=完全・調和)とアシュヴィンの馬車神話がよく表れています。

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