第2戦:さくら、ペアします!(34)
第2戦の34を公開します。
サンダーシスターズ戦がついに!?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
〔MC〕
「さあ、試合も中盤ね。サンダーシスターズは”Dランク”のランキングでは現在5位だったわね。」
「そうだぜ。あのエロっぽさにほぼ全てのチームが惑わされちゃうんだぜ。」
「デュアルスイーツも完全に飲まれてしまってますね。このまま負けてしまうのでしょうか?」
「実力を発揮できたら、まだまだ巻き返せるぜ。もっと盛り上げてほしいんだぜ。」
□■□
『あらぁ、のっかられちゃったわぁ。
ふふっ、やるぞぉってお顔ねぇ。
でっもぉ、そぉんな悪い子にはぁ、おしおきしちゃうわよぉ。』
心の中で、もの凄くうきうきしながら、
『えいっ。』
両腕の肘を曲げて、拳にした両手を京姫の足に押し当てると、
バチバチバチ
電流を発した。
ぎゃっ
悲鳴を上げ、痺れている京姫を、
「そおぉれぇ!」
掛け声と共に上半身を起こし、吹っ飛ばした。
ぐぅぅ
床に後頭部と背中をぶつけ、苦しみ悶えている京姫に攻撃を仕掛けようとした時、
「きゃぁぁぁぁぁ!」
ライハが盛大な悲鳴を上げた。
■□■
『くぅぅ、今のはぁ結構痛かったわぁ。』
さくら の膝蹴りの衝撃を、少しだけ受け流していたライヤは床に倒れ伏しながら、薄目で様子を伺っていた。
立ち上がった さくら が攻撃体制で見下ろしているのが見える。
その時、
ぎゃっ
京姫の悲鳴が聞こえ、一瞬、さくらの目線が動いた。
『チャ~ンスぅ。』
とばかりに、そっと左腕の小型発射装置を向けた。
目線を戻した さくら が動きに気付いたのを感じ、即座に3連射。
3矢すべて太股に刺さった。
バチバチバチ
「あぁぁぁ!」
苦悶の声を上げているが、倒れず踏み止まっている。
追い討ちを掛けようとした時、
「くぅっ!」
さくら が呻き声を上げながら、飛んだ。
慌てて飛んだ方に小型発射装置を向け、空中の さくら に照準固定。
「くらいなさぁい!」
嬉々とした声を上げ6連射。
した瞬間、さくら の体が変な動きをし、射線から外れた。
そして、空を切った6連射が向かったのは、ライハの背中だった。
「えぇぇぇ!?」
6本の電気矢すべてがライハの背中に突き刺さり、
「きゃぁぁぁぁぁ!」
盛大に悲鳴を上げた。
●○●
『これなら手も足も攻撃出来ないなのですわ。
たっぷり削ってやるなのですわ。』
ライハに馬乗りになり、攻撃力を封じ、
ニヤリ
不適な笑みを浮かべ、1発ぶちこもうとした時、
「ぎゃっ!」
両足に激しい痺れを感じ、悲鳴を上げた。
足の方に目を向けると、ライハの拳が触れていた。
『まさか届く、なんて、なのですわ。。』
痛みで固まっている京姫の体が、
「そおぉれぇ!」
ライハの掛け声に合わせて、背中の方に傾いた。
勢いよく体を起こされ、京姫の体が、
ふわっ
と飛ばされ、
「ぐぅぅ。」
床に、後頭部、背中の順で打ち付けられた。
一連のダメージで京姫のHPが25%削られた。
苦しみ悶えている京姫の前で、恍惚の笑みを浮かべながら見下ろしているライハが、
「きゃぁぁぁぁぁ!」
突然、盛大な悲鳴上げて悶絶し、京姫に向かって倒れてくる。
気を失い、倒れてくるライハに気付いた京姫は、大慌てで横に転がり避けた。
バタン!
全身で床とお友だちになったライハの背中に6本の電気矢が刺さっているのが見えた。
『京姫、フィニッシュや~!』
頭の中に ひまわり の声が響いた。
その声で視線を上に向けた。
ライハのHPが、残り40%になっている。
『まかせるなのですわ。』
脳内で ひまわり に返事をした。
すでに痺れも、痛みも治まっている。
ニヤリ
不適な表情でライハを見つめながら、ゆっくりと立ち上がると、
「たっぷりお返しするなのですわ。
五獣激烈!」
気を失っているライハを必殺技で攻撃し、残りのHPを削り取った。
あとはライヤのみ。
京姫は さくら の方に目を向け、
「そっちはまかせるなのですわ!」
声を掛けると、
「ふぅ、なんか色々疲れたなのですわ。。」
呟きながら、へたり込んだ。
○●○
「あぁぁぁ!」
太股の激しい痺れを、
『くっ!』
歯を食い縛って耐えきった。
何とか気を失わなかったが、右足は強烈な痺れでしばらく動かす事が出来なさそうだ。
このままでは攻撃をかわせないと思いながらも、追撃に備えライヤからは目を離さずにいた。
その時、
『もっちゃん、左に肩の高さで飛んで~攻撃させて避けて~!』
頭の中で ひまわり の早口の指示が響いた。
「くぅっ!」
左足に力を込め、飛んだ。
空中の さくら にライヤの両腕の小型発射装置が向けられた。
瞬間、体を捻り、飛行タイプの特殊スキルを使って斜め下に、落ちた。
「くらいなさぁい!」
ライヤが6連射した時、さくら は既に斜め下に消えていた。
視線の先にライハの背中が見える。
そして、さくら に当たるはずだった6本の電気矢は、
「えぇぇぇ!?」
すべてがライハの背中に突き刺った。
「きゃぁぁぁぁぁ!」
ライハの盛大な悲鳴が響き渡り、ばったり倒れる。
のが、ライヤの目にはスローモーションで見えていた。
棒立ちになっているライヤを、体勢を立て直した さくら が見据える。
足の痺れは治まっている。
『速度増加、レベル7!』
速度を上げて背後に回り込み、軽く飛び上がった。
そのまま両腕を、左右からライヤの頭を挟むよう動かし、顔の前に持っていった手を組んで、顎に引っ掛けた。
そして、背中をちょんと蹴って少し距離を作り、
グキ
ゴス
振り戻りで顎を後ろに引っ張りながら、腰に両膝をぶち込んだ。
「がぁぁ。」
悲鳴を上げたライヤは首と腰のダメージでHPが30%削られ、前の攻撃とで残り60%になった。
その時、
「そっちはまかせるなのですわ!」
京姫の声が聞こえてきた。
見ると、ライハを倒した京姫がへたり込んでいた。
「まかせるんだよ!」
さくら は返事し、背中を蹴って勢いを付けて、ライヤの肩に肩車状態で座った。
そのまま体を前に振り落とし、回転力を使ってライヤを前方に投げ飛ばす。
床に背中を打ち付け、ライヤのHPが残り50%になった。
「これで、決める。」
ふらふらと立ち上がり、こちらを向いたライハに、
『速度増加、レベル10!』
シュッ
ゴン
ゴス
必殺技、”RJN”をぶちかました。
そして、ライヤのHPが0になった。
「どやった〜?」
「ほんと、ヤバヤバだったんだよ。」
「ほんまやで〜。」
「サンダーシスターズ、すごくすっごくすごく色っぽかったです。」
「実はそれだけで〜実力はそこそこやったけどな〜。」
「勝てて良かったんだよ。」
「次回は〜5/31の20時更新予定やで〜。」
「お楽しみに。」




