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第2戦:さくら、ペアします!(33)

第2戦の33を公開します。

1時間半強遅れてしまい、申し訳ありません。

なんとか書き上がりました。

さくらのピンチにひまわりと京姫はどう動くのか?

そして、さくらは?

楽しんで頂けたら嬉しいです。

●○●


迫りくるライハの腹部おなかに向けて突き出した京姫スフレ左拳ひだりこぶしは、


するっ


やわらかな足運あしはこびでけられ、背後に回り込まれた。

のを、手首をくるっと回し、へび手刀しゅとうで突こうとしたが、


のしっ


背中に密着され、頭にぽにょんとした何かが乗っかってきた。

それがライハの豊満ほうまん胸部バストだと気付き、


「にゃ、にゃ、にゃ、にゃんなのでしゅわ!?」


顔を真っ赤にして、ぷちパニクる京姫スフレあごをさわさわ撫でながら、


「おねえさんがぁ、じぃっくりぃ、可愛がってあ、げ、る♥️」


なまめかしい声で耳元にささやき、


ふっ


息を吹き掛けた。


ぞわわわわ


京姫スフレは背中に最大級の悪寒おかんを感じ、


「いやぁぁぁぁなのですわ!」


叫びながらライハの頭をがっしりとつかんで、体を思いっきり振り下げた。


「あらぁぁぁぁぁ。」


勢いで前に飛ばされたライハが変な声を上げながらも、片手を付いて体を半捻はんひねり、


ふわっ


と着地した。

立ち上がり、


「そんなにぃ、嫌がらないでぇ。

 おねえさん、泣いちゃうからぁ。」


目の下に手を当て泣き真似まねするライハに、


「いつまでもふざけてるんじゃないなのですわ!」


怒気のこもった声を発し、にらみ付けた。

その時、


ゴロゴロゴロ


と さくら が床を転がっているのが目に入った。

けれど、


『ち~ねぇなら大丈夫なのですわ。』


自分に言い聞かせ、


速度増加スピードプラス、レベル(ファイブ)!』


速度を上げて、ライハに向かって行った。

踏み込み、右拳みぎこぶし腹部おなかねらう。


「あららぁ、性急せっかちさんねぇ。」


その速さをものともせず、余裕で背後に回り込もうとした。

のを京姫スフレに読まれていた。

腹部おなかねらっていたこぶし偽攻撃フェイントで、


ドン!


右肩が本命だった。

ライハの胸下に京姫スフレの肩がぶちあたる。


がはっ


苦悶くもんの声と共に、ライハのHP(ヒットポイント)が5%削られた。

京姫スフレはその勢いのまま、左手でライハの右足を払い上げて、バランスを崩した。


全体重をあずけられ、尻餅しりもちをついたライハの上に乗っかり、押し倒して馬乗りになった。

ライハの両肩の付け根(二の腕の上の方)あたりを、両足で押さえるように踏んで、攻撃出来ないようにした京姫スフレが、


ニヤリ


と勝ち誇った顔で攻撃しようとした時、


バチバチ


体に強い電流の衝撃を感じた。


◇◆◇


「あ~、なんかどきどきするわ~。」


ひまわり は少し顔を赤らめながら、サンダーシスターズの儀式ぎしきに目を奪われてしまった。


「これは~あかんやつや~。」


見とれていてはダメだと分かっているのに、その妖艶ようえんさから目が離せなせずにいると、ライヤが さくら に攻撃を仕掛け、ライハが京姫スフレに向かって駆け出した。


「あかん、先手取られてもた~。」


先制攻撃を仕掛けるつもりが、相手に翻弄ほんろうされ、先手を取らせてしまった。


「ああ〜京姫れっちゃんが大変なことに〜。」


京姫スフレがライハに抱きつかれ、わたわたしているのに気を取られている間に、さくら が転がっているのが見えた。


意識をそちらに向けると、ライヤが攻撃しようとしていた。


「もっちゃん、気を(きぃ)失ってるんか〜?

 これはあかん〜。」


ひまわり は脳をフル回転させ、打開策だかいさくを考えた。


ぴん


瞬時にひらめき、さくら に指示を出した。


○●○


『もっちゃん、後転で飛ぶん(ジャンプ)や〜!』


頭の中で ひまわり の叫び声が響き渡る。

その声に反応し、意識が戻った さくら は何も考えず指示通りに体を動かした。


仰向あおむけになり、後転。

を途中まで回り、足を伸ばすタイミングに、首と腕のちからを合わせ、跳ね起きた。

その間に状況を思い出した。


どうやらライヤの攻撃を受けた後、気を失っていたようだ。


右に、電気矢エレキアローで狙っているライヤが見えた。

着地と同時に、


速度増加スピードプラス、レベル(セブン)!』


速度を上げ、ライヤに向かう。


タン、クルッ


ワンステップ、からの手無し転回(ノーハンドスプリング)で前後に開いた足の右かかとで、ライヤの頭を狙った。


『あららぁ、結構ぉ速いわねぇ。』


ライヤが素早く左腕を頭の上にかざし、さくら のかかとを受け止めようとしたが、


ガシッ

ぐうっ


片腕では耐えられず、頭に衝撃がのし掛かった。

さくら は、床に向かって落ちていく体を両腕で支えると、


ヒュヒュン


と開いた足を振り回して、開脚トーマス旋回せんかいでライヤの足を払った。


「あららぁぁぁ、、。」


変な声を上げ、尻餅しりもちを付いて座り込んだライヤの頭に、


ヒュヒュン、ゲシ!


旋回せんかいの回転力を乗せたひざを叩き込んだ。


ぎゃふぅ


変な声を出し、床に倒れ伏したライヤのHP(ヒットポイント)が、10%けずられた。

動かなくなったライヤに攻撃を仕掛けようとした時、


ぎゃっ


京姫スフレの悲鳴が聞こえた。

さくら が一瞬気を取られたすきにライヤの腕が動いた。


「まず、、。」


気付いた時には遅かった。

至近距離からの電気矢エレキアロー3連射が さくら の太ももに突き刺さり、


バチバチバチ


「あぁぁぁ!」


足を盛大にしびれさせた。

さくら のHP(ヒットポイント)が30%削られ、前の攻撃のダメージとで残りが60%になっていた。


デュアルスイーツ劣勢で試合時間は半分を消化し、残り7分になっていた。

「どやった~?」

「って、わたしもれっちゃんも大ピンチなんだよ。」

「これは~かなりやばいで~。」

「この状態から逆転出来るのか?」

「そんな次回は~5/28の8時更新予定やで~。」

「お楽しみに。」

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