プロローグ;海道仁
「さぁ始まりました、無差別級異種格闘技戦トーナメント決勝戦!」
地鳴りのような歓声と解説者の声がマイクを通しどでかいスピーカーから鳴り響き、反対の入口が赤く照らされる
「赤コーナーから登場するのは絶対無敵のチャンピオンルーカスライオネスだ!!、この男に負けなし、約2メートルの体格に丸太のような腕、この腕から放たれる打撃は一撃で相手の心と体を打ち砕く、今日もチャンピオンの意地を見せてくれるのか!!」
歓声がよりいっそう強くなりルーカスがリングに上がる、そして次に自分の入口が青く照らされる
「そしてこの絶対無敵のチャンピオンに挑むイカれた野郎は若干18歳にしてこの業界に流星のように現れ昇龍の如くこのステージに上り詰めた青年天才海道仁だ!!」
リングにつながる道が照らされた。仁がリングに上がった瞬間その歓声は暴言の嵐に変わる、激しい暴言ともにゴミが降り注ぐ、嫌われていると思ってたいたから不思議ではなかった
「うるせぇぞ!殺されてぇのか!!」
不思議ではなかったが不快だったから殺気と共に暴言を会場全体に響かせる、数秒の静寂ののち会場中がざわめきでまた騒がしくなった
「ハァーハッハァすごい殺気だなBOYだけどこの程度殺気じゃこの俺を萎縮させるには少したりないぁ」
アメリカ人特有のジョーク染みた口調が必要以上に俺をイライラさせる
「なんだ最近のゴリラは頭がいいな、人間の言葉を理解しているなんてたいしたもんだ」
俺の煽りがきいているのかルーカスの顔に青筋が浮かぶ
「イエローモンキーが調子にのっているな、いまここでそのなめた口きけないようにしてやるよ…審判ゴングをならせ」
ルーカスの顔から笑顔が消え上着を脱ぎ捨て審判がゴングをならす、カーンとゴングの音がなる
ゴングの音とともにルーカスが突っ込んで俺の顔にパンチを打ち込む
「調子にこきすぎたな、リトルボーイ」
ルーカスがニヤリと笑う
「なにがそんなに面白いんだキングコング」
ルーカスの手をつかみ顔から引き離す
「なっなに!!」
「なかなかのパワーだった、今まで受けた一撃で一番だ誇っていいぜ」
腕に力をいれる
「その力に敬意を払って,,,そうだな10%てとこだな」
ルーカスの腹に一撃をぶち込む
「っづぐぶっは」
ルーカスは声にならない叫びをあげリングに倒れこむと吐瀉物を吐き出し審判が駆け寄る
「おっおぉっとチャンピオンが一撃をいれたはずだが倒れのもチャンピオンだぁぁ!どーなっているぅ!?チャンピオンは立てるのか!?」
熱い解説とは裏腹に歓声は上がらない
審判がチャンピオンの様子を見て腕をクロスさせる、共にゴングが再び鳴る
「しっ試合終了ぉぉぉ!!挑戦者海道仁がチャンピオンルーカスライオネルを一撃でたおしたぁぁ!新チャンピオンの誕生だぁ!!」
静まり返っていた会場がまた歓声に包まれアナウンサーがリングに上がりマイクを向けてきた
「新チャンピオン海道仁くん今の気持ちをどうぞ」
「くだらないここにはもういる意味はない帰らせてもらう」
今倒した男が世界最強だとしたらもはやこの世界にもようはないがな
マイクをはねのけリングを降りる歓声で騒がしかった会場も再び静まり返る、長い廊下を抜け控室に入り今後の事を考える
「もうこれ以上強い奴はこの世界にいないもはや死んで鬼に戦いを挑むか…」
そんなことを呟いた瞬間
(じゃあその願い僕が叶えてあげるよ)
そんな声が聞こえた後、目の前が光腹に激痛が走り意識が遠のいた




