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第12話 変えてはいけないこと
景色が、流れるように飛んでいく。
早い、早すぎるぞ!!
どこに、兵十の家があるかはわからないが、これならあっという間に着きそうだ。
「ところで、部長さん」
ギンコの声がした。
「なんだい、あらたまって?」
ギンコの話は、予想外のことだった。
「たぶんだけど……、部長さんは、何かを知っていて、それを止めたいんだよね?」
まさに、そうだった。
なんとなく、答えにつまる。
「でもね、本当は、決まっていることを変えてはいけないんだよ」
「……たとえ、それが、悲劇であっても」
「えっ!?」
では、今、私たちは、なんのために急いでいるのだろう。
「そんな……!じゃあ、私は見ていることしかできないのか!?」
「あんなに、いい子が死んでいくのを!」
私の言葉に、ギンコが静かに答えた。
「それは、ギンコだって嫌だよ」
「できれば変えたいと思っていた。でも、神様である私が、そんなことをしてはいけないんだ。」
「でもね、部長さんなら、助けられるかもしれない。」
「そうなのか!?」
それなら、その方法を試してみたい。
「何をすればいいんだ?」
「教えてあげてもいいんだけど、なかなか大変だよ?」
「部長さんにできるかな?」




