目次 次へ 1/5 0 告白した。 ——吐かれた。 「おえっ!」 大体告白したら承諾か拒否かの二択だと思ったが、どうやらその返答の仕方もあったらしい。 地面に四つん這いになりながら、今にも死にそうな顔で嘔吐する意中の女性。 彼女はとても苦しそうに髪を乱し、涙で潤んだその真紅色の瞳をこちらに向けていた。 同情を覚えて手を差し伸べるのが、『普通』なのかもしれない。 だが、思わず口角を上げて満足げに彼女を見下ろす。 その瞬間、僕は確信した。 ああ。 最初で最後の告白に、彼女を選んでよかったと。