第百六十八話 失くされた翼
爆発が収まりだした。
ダメージは負っていたが、致命傷までは至らなかった。
ヒョウがぼそりと重厚な声でいった。
「やった、あと一歩だ、城壁の下に落とせば」
「しかし、また飛んでくるぞ」
「要は、飛んでこれなくしたらいいんじゃねーか」
ファイが機転の利いたことをいった。
ヒョウが不敵な笑みをみせ、鋭い眼光を放った。
「そういうことだ」
「氷魔風連撃!」
「GUALAALALA!」
氷の風で、ヒョウは魔神獣の両方の羽を見事にカチカチに凍らせた。
これで魔神獣は飛ぶことができない。
「なるほどな、羽を二つ凍らせたわけか」
オネイロスが感心しきっていた。
「この氷は、しばらくは溶けない。あとは落とせばしばらくは飛んでこれない」
ヒョウがいったときだった。
キレオが両手にエネルギーを集中させていた。
そして、横に飛んだ。
「うぉぉぉ、俺に任せておけ」
「キレオさん」
「爆撃波動弾!」
キレオは両手から、気が源だろう波動のエネルギー波を魔神獣の足元に放った。
それは見事に炸裂し、魔神獣の体重もかかり、見事に崩れ落ちた。
「やった、足元を崩した」
「よし、思った通りだ、やつめ、下に落ちたぞ」
魔神獣は浮遊城から落ち、地面に真っ逆さまに転落していった。
それを上からキレオは見ながらいった。
「落ちた衝撃で、ダメージは免れんな」
「ふぅ、なんとかなりましたね」
エリューが飛翔魔法を解き、額の汗を拭いながら、地面に降りてきた。
オネイロスが言葉をかけた。
「さすがだな、進行を妨げ押し返したおかげだ」
「そんなことないです、最後にキレオさんが強力な技を放ってくれたおかげです」
「よし、東のみんなに合流だ。セイクさんのところにきてなければいいが」
ファイがそういうと、みな、東の城壁に向かった。
だが、落ちたものの魔神獣が死んだとは思えなかった。
ファイや皆の脳裏には懸念の色が残っていた。
☆☆
おつかれさまです。読者様も忙しいのにみていただいてありがとうございます。
ゲーム創るところも大変かと思いますが、物語かくのも楽じゃないです、ほんとに。
アイディア枯渇はないですが、すんなり浮かぶ時と、浮かばない時があります。
展開は、どのバトルシチュエーションでも工夫してるつもりです。
キャラが動いてくれます。このときこうだって感じで。
それでバトルの成り行きが決まってきます。
雨がすごいですが、読者様、九州の人がいれば、気を付けてくださいね。
命はお金で買えません。被害を被ったら、大変です。
自分の命を大切にしてくださいね。この物語もそういう観点は同じです。
またおあいしましょう。
応援よろしくお願いします。




