表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/661

閑話回想11 冷静沈着な瞳



ヒョウは光の入口をくぐり、無事現世に帰還していた。


 ヒョウが現世の大地に降り立ったとき、ガスとクエスが目を覚ましていた。


 ヒョウに視線が集中する。

 

 そのときだった。

 

シエラ様が建屋の中から出てきた。無事におまじないの魔法をかけれたものとみれる。

 

ヒョウはさっき精神世界であったことを仲間とシエラ様にも話さなかった。

 

いっても、信じてくれる保証はなかったからだ。


「お父上の病が治るといいですね、シエラ様」


「そうね。精一杯やったから、後は魔法の効果を信じるだけね」


「病気を治す魔法ですか。回復魔法系のものですか」


「そうよ。細胞を活性化することができるのかしら。でも、魔法の病気、マジックヒートは直すのは無理ね。人間の身体ならまだともかく、魔法の病はね」


「あの、神官や僧侶、高等魔法を使う者たちがよくかかるという」


「そうよ、クエスよく知っていたわね。自分のキャパシティ以上の魔法力を使うと、魔法の熱によって、魔法の病気にかかるというものよ」


「シエラ様、馬車の準備ができております」


「ありがとう、ガス。ヒョウ、どうしたの、祠の建屋ばかりみて」


「いえ、何でもありません。結界がどのくらいのレベルの強さになっているか、確かめてみたくなって」


「どういうこと?」


「ここは神聖な場所ですが、もし、強力な魔物などに襲われて、耐えうることができるのかと、懸念していて」


「ふふ、ヒョウらしいわね。大丈夫よヒョウ、私なんか狙わないわよ。狙うなら王族を狙うはずよ」


「いえ、シエラ様も十分、要職です」


「そのときは、私を守ってね」

 シエラはニコリと嬉しそうに言った。


 ヒョウは少し視線を逸らし照れた感じだった。

 隣にいたクエスが割って入ってきた。


「はい、俺たちが絶対にシエラ様をお守りします」

 クエスの言葉を聞くと、シエラ様は一呼吸おいて皆の方を向き話し出した。


「とりあえず、帰りましょ我が家へ」


「はい」

 クエスがそういうとガスが馬車の手綱を取った。


 ヒョウは後ろの方で馬車に乗らず何かをずっと見ていた。


「ヒョウ、お前も馬車の中に入れよ」


「いや、俺は馬車の上にいる。もし、敵に襲撃されても対処できるように」


「お前らしいな。そこがお前のいいところかもな」


「何かあってからでは遅い」


 ヒョウの顔つきは真剣だった。


 さっきの夢魔の襲撃を考えると心配せずにはいられなかったからだ。





 馬車の上に座り込んでずっと神経をヒョウは張り巡らせていた。

















☆☆

応援よろしくお願いします

更新はしていくのでブックマークなどよければお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ