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第百二十八話 魔導戦車捜索


魔導戦車を倒してから、三日後のバルトカムでは、ファイたちが街の復興で大工仕事に追われていた。



「ふぅ、よし、家の骨組みができたぞ、木が足りないな、おっさん、切ってくれ!」



 そういい、ファイは一本の木を肩にかつぎあげた。



「任しとけ」



「行くぞ、おっさん、特大の柱だ、そーれ」



「ふぬぁ」



zushasha!



「さすがだな、相変わらずすげー怪力だ」



 なんと、レギンは大きな柱をいとも簡単に戦斧でちょうどいいサイズに切り落とした。


 すさまじい、怪力だ。



 近くにいたエリューがそれを唖然となりながらみていた。



「ほうって、切るなんて、もう、みなさん、なんて切り方するんですか、のこぎりを使ってください」



「わりぃ、わりぃ、だけど、エリューこっちの方がはえーんだ」



 ファイが謝るジェスチャーをする。だが、懲りずに木を持ち上げた。




「一撃で図太い丸太でも切れる怪力男がいるからよ」



 いうと同時にファイは肩に大きな木を持ち上げてまた担いだ。



 レギンはこいこいと、手招きをする。



「こんなの容易い御用だ、ファイ、何本でも放ってこい」



「よし、いくぜ、おっさんあと、三本」



「もう、何て大工さんなんですか」



 エリューがそういうとレギンは、ファイが同時にほうった三本の木を、一瞬で切り落としていた。



 そのときだった。



「おい、ファイ、ちょっとこい」



「なんだ、ヒョウ?」



 ヒョウがファイを呼びつけた。家の陰に連れて行った。



「魔導戦車のことなんだが、この街の地下にやつはあるといった。とすれば、まだ、この街のどこかの地下に他のものが残されてる可能性がないわけでもない」



「なるほどな、またフォライーに利用される前に壊そうってわけか」



「そういうことだ、とりあえず、地下に続く入り口を探すぞ」



「て、いってもよ、おい、ヒョウ、この広い街どうやって、探し出すんだ」



「確かにな、この街出身のアザレ副将軍に聞いてみるか」



 そういい、ヒョウとファイは、現場を後にしてアザレ副将軍の元に向かった。










☆☆




ファイたちはアザレ副将軍の部屋にいた。




「なるほどな、魔導戦車の再使用を防ぐために探したいか。心当たりがあるとすれば、機械師団バラロサが怪しいな」



「バラロサ? ウィード様を襲ってきた連中か」



 ヒョウが怪訝な面持ちで言う。



 そして、ファイが切り返した。



「そいつらの長なら、知ってる可能性があるってわけか」



 ファイの言葉を聞くと、アザレは首を縦に振った。



「一理あることだ。わしが行動を許可しよう。だが、二人で探すには人数不足だ。レイティスとオネイロスにも手伝うよう要請しよう」



 アザレは手をつきながらいう。



 ニミュエがどこからともなく飛んできた。



「ねぇ、ファイ、あたしも一緒に行くー」



「ニミュエ、空飛べるもんな、空から探すの頼む。きてもらえるか」



「いいよ、ぜんぜん」



「よし、話は決まった、通達しておく」



 アザレはそういうと立ち上がり部屋を後にした。




☆☆




アザレの通達を聞き、四人と一人は、街路の真ん中に集まっていた。



 そして、オネイロスが啖呵を切った。



「わしとレイティス、ヒョウとファイ、二手に分かれて、行動する。何かあれば、信号弾を空に撃て。わしらは、南の方に行く」



「わかった」



「俺たちは西にいってみるか」





 ヒョウがそういうと、ファイもうなずき、ニミュエと一緒に西の方角に進んだ。






☆☆





 しばらく、ファイたちは西の方角に進んで、ずっと手がかりを探していた。



ニミュエはファイの少し上を飛び目を凝らして探している。



 ヒョウがおもむろに口を開いた。




「機械師団がどこに潜んでいるかだ」



「かなりの人数みたいだからよ、悪さする奴を捕まえれば出てくるんじゃねーか」



 ファイがそういった矢先だった。



「きゃー、誰か助けてー」



「早速かよ」



 女の人がこけながら、追いかけようとする。金品が奪われたようだ。



「泥棒よ、泥棒―」



 女の人の前を泥棒は走って逃げていく。



 ファイたちの目つきが変わった。



「まてぇ」



「今その家の角を曲がったぞ」



 ヒョウがいい、あとを追いかけ、続いて家の角を曲がった。



 しかし、もぬけの殻だ。



「なに、もういない、そんな馬鹿な」



「ファイ、ファイーこっちだよぉ」



 ニミュエは羽がついており、飛ぶスピードが速いので、犯人がどこにいったか、ちゃんとみていた。



「ニミュエ、そうか、俺たちより速くみてたんだな、羽で」



「今、その階段の横手口に、扉があったの」



「扉?」



「隠し扉か」



「どうする? いくか、信号弾を撃つか?」



「いや、俺たちだけで行こう。便宜上は泥棒だ。バラロサじゃねぇかもしれない」



 ファイがそういうと、ヒョウは信号弾を引っ込めた。



 階段の壁をこつんと、手で押すと、動き、扉が空回りした。



「なるほどな、回って閉じるわけか。いくぞ」



「おう」



 そういうと、ファイたちは扉の中に乗り込んだ。

























☆☆


おはようございます。

今日たびたびアップします。

長い目でお付き合いください。

マスク不足が深刻なようですが、国がある程度は在庫をもっているようですが、それを職員向けにしているみたいです。一般向けにもしてほしいですね。

といってもそれより、消毒液を確保しないと採血ができませんね。

読者様も気を付けて下さいね。

応援よろしくお願いします

よければブックマークなどお願いします。


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