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第百二十四話 魔導戦車

 



ファライーはついにとてつもなくでかい機械を発見し、興奮していた。


「おお、これだ、これだ。これは、如何なる物理攻撃も魔法攻撃も効かぬといわれる、装甲を持った、魔導戦車だ。よくぞ、この形で残っていたものだ」


 なんと、魔導兵器は確かにあったのだ。フォライーの読みが当たっていた。

 それは魔導戦車という代物だった。


 そして、一呼吸置き、フォライーはニスカに再び手をかざした。

「もうよい、お前に用はない。そこで永遠に眠るがよい」


睡眠沈静術スリープスティール

 ニスカにフォライーは術をまたかけた。


 ニスカは一瞬のうちに眠り、その場に倒れた。


 倒れても起きない。まるで死んでいるかのように。


 フォライーは案内してくれた礼に殺すまでせず、眠りという形で終わらせたようだ。


 だが、これも誰かに助けてもらわねば、永遠に眠りこむ安楽死のような術だった。


「くははは、もう、起こされるまでそこでお寝んねだ。死ぬまで寝てるがよい」


「さてと、ウィードめ、一泡ふかせてやろうぞ。ここから逃がしはせん」


 そういい、フォライーは魔導戦車のボタンのようなところを触った。


 そこから、魔力をフォライーは感じ取っていた。


「どうやら、魔力エネルギーがゼロのようだな。どれ、注入するとするか」

 そして、フォライーは全身全霊をこめて、魔力を爆発させた。


「ふんぬぅ、はあぁあぁぁっ」

 フォライーの魔力が魔導戦車のタンクに注がれていく。


「はぁ、はぁ、なんて底抜けのない魔力タンクだ。半分か。魔力エネルギーをこれほど入れても満タンにならぬとは。だが、我の魔力をもってすればこの程度」


 そして、一瞬きわどい表情をしたものの、フォライーは更に魔力を爆発させた。


「復活せよ、魔導戦車よ、はぁぁぁぁっぁあぁ」


「はぁ、はぁ、やった、満タンだ。くはは、やった、復活だ」

 すると、魔力タンクが満タンになり、魔導戦車が光りだした。

 起動したのだ。


「ねがいはなんだ? いえ、かなえてやる」

 魔導戦車がオドロとした声音を発生させた。


 フォライーは不敵な笑みを浮かべた。

「魔導戦車よ、汝を復活させた主のいうことをきけ、願いはこの街にいる魔剣士ども全員の抹殺だ。特にウィードだ」


「そのねがいかなえてやる」


 魔導戦車は声音を発すると、大きな音をたてて、機械部分を動かしていく。


 一か所だけ、地下の入口のようなゲートがあり、そこが魔導戦車の魔力を介してか、開いていく。

 フォライーはやったといい気で手をかざし命令した。


「いけ、やつらは地上だ。歯向かう奴は皆殺しにしろ」




BUOOOONNNN!




 ゲートが魔力を感知し開き、そこから、魔導戦車は巨体にもかかわらず、飛んで地上に降り立った。


 魔導戦車の力はフォライーの魔力相当より上か。


 矛先はバルトカムの民にまず向けられた。



















☆☆

気軽に感想でもかいていただければ嬉しいです。

おつかれさまです。

今日また更新します

読者様も肺炎などにはお気を付け下さい。

貴重な時間有難うございます。

作者なんとなくみてくれているのがわかるのでうれしいです。

有難うございます

読者様の健康を祈っています

物語として更新していくのでブックマークや感想していただけるとうれしいです。

よろしくお願いいたします。

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