表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
34/661

第百二十話 バラロサの猛攻





「小僧、ニミュエをどうする気だ? 答えによっちゃあ、ただじゃ済まさないぞ」

 ファイの剣幕が変わっていた。


 犯人は唾を吐き、睨み返してきた。

「どうもこうも、売り飛ばすだけだ。俺は機械士団バラロサの一員だ。ここらを仕切ってるんだぜ、あんたらの方が命危ないんじゃねーの」


「バラロサ?」「機械士団?」

 ヒョウとウィードに動揺が一瞬うかんだ。


 ファイも何かを察知していた。


「ほらよ、建屋の窓をみてみろよ、あんたら、死ぬぜ、銃の山だ」

 犯人がそういうと、建屋一面の窓から、銃が飛び出ていた。


 機械士団バラロサの人数は多い。ざっと見て三十人程度は見受けられた。


 だが、ファイたちも一筋縄ではいかない面子だった。


 ヒョウがニヤリと笑った。

「フン、笑止。銃などで仕留められるものなら仕留めてみろ」


「いったな、よし、撃てぇ!」


BANG!


 勝負は一瞬だった。銃撃音が辺りに響き渡った。


「展開、ウィンドストーム!」

 その瞬間、地面にぶつけていたウィンドブリッドを視点として、ウィードの術が展開した。突風が巻き起こって、無数の銃弾を力無きにし、地面に叩きつけた。


「な、なんだこの風は?」


「銃も風圧を受ければ、当たる前に全て力を失い地に落ちるな。僕たちを甘く見過ぎだ」


 一瞬だった。ファイが犯人の懐に入り込んでいた。

 魔剣を首に突き付けた。

「おい、小僧、ニミュエを解放しろ、さもなくば、お前の喉首を斬る」


「ひぃ、わかったよ、わかった。これが鳥かごの鍵だ。俺たちはお金がほしかっただけなんだ。殺す気はなかったさ」

 そういい、犯人は、ファイに鍵を渡した。


「ニミュエ、大丈夫か、怖い想いしたな」

「ファイ―」

 ニミュエがファイの頬っぺたに抱き着いた。


 涙を浮かべていた。

「こわかったよー、ありがと、皆も助けてくれて」


「それにしても、あんたたち、何もんだ?」

 犯人は手を挙げ、悔しそうに言った。


「俺たちはな、炎と氷と風の旅の剣士だ」


「炎と氷? 風? 旅の剣士? すまなかった、もうしないから命だけは勘弁してくれ」


「解放すれば、お前に用はない。それに、俺たちはお前の命を奪う気もはなっからないぜ」

 ファイはいうと、剣を首から下げて助けた。


 すると、犯人は急いでその場から離れた。


「俺は、バラロサの師団長ニスカだ。くそ、覚えてろよ」


「減らず口が過ぎるやろうだ」


「はは、ああいう子供も、困りますね」

 ヒョウとウィードがたまったもんじゃないと、いった面持ちでいった。


 ファイも困った顔をし、言葉を紡いだ。

「よし、どうにか、一件落着だ、みんな、飯屋メルフェンにいこうぜ」


「ご飯、ご飯♪ もう待ちきれなーい、お腹すいたーぁッ」

 ニミュエに明るさが戻っていた。





 そして、ファイたちは飯屋メルフェンに向かった。








☆☆


















今日また更新します

遅い時間帯でも読んでくださっている方ありがとうございます。

ブックマークなどしていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ