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「追加攻撃がこない…つまり、今のはトラップだった?」
麗華がバラバラになった蔓と根っこを見下ろしながら呟く。
「トラップだったとしても、恐らくドライアド(メインターゲット)に我々の存在は気付かれただろうな。」
麗華の呟きを聴いた綾が話しかける。
「急ごう。ドライアドの攻撃が完全に向けられる前に。」
麗華の言葉に賛成した綾が、他のメンバーに出発すると告げると、ドライアド討伐班は再度森の奥へ入っていった。
歩くこと約五分。この森の中で一番の大樹の元に辿り着いたドライアド討伐班。そんな大樹の太い枝に座り、足をプラプラしているのが、今回の任務のメインターゲットである──葉や根、茎などを編んで作った服を着用し、緑色の髪をもつ小柄の美女の姿をした幻想怪物の『ドライアド』である。
無邪気な笑みから狂気を帯びた笑みに豹変させ、森の南側を向き続けているドライアド。どうやら南側でグリフォンと戦闘しているグリフォン討伐班の方に攻撃を仕掛けているようだ。
「あいつ、こっちに気が付いていないのか?」
樹の後ろに隠れる凛之介が尋ねる。
「存在には気が付いているかもしれないが、字史隊長の方を先に始末しようとしているのだろう。」
凛之介の近くの草陰に隠れる綾が答える。
「奇襲のチャンス…一気に潰す!」
草陰に隠れる麗華がガンソードを構え、今すぐにでも攻撃を仕掛けようとする。
「待ちんさい麗華はん。チャンスやからこそ、確実に倒せる方法を考えるんや。」
飛び出そうとする麗華を鞭で拘束する天星。麗華は少しムッとした顔になるが、承諾して再度草陰に隠れた。
「どう倒しますか?恐らくドライアドが座っているあの大樹と、ドライアドの命はリンクしています。そちらを狙う方が確実に倒せるかと思いますよ。」
霧宗が標的を大樹した方が良いと提案する。
「そうだな……十刃君、君はどうしたら良いと思う?」
綾が自分と同じ草陰に隠れる十刃に意見を訊く。
「そうだな……」
〔樹を切り倒す→O─1へ〕
〔火をつける→O─2へ〕




