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「じゃあ折角だしお酒を…」
十刃がそう答えた瞬間、
「そうこなくっちゃ!マスター!この赤髪にビール一杯!あと俺にも一杯!」
八龍が代わりに注文すると、マスターは無言で頷き用意を始める。
「……普通こういうお店ってワインとかカクテルとかじゃないんですか?」
待っている間、十刃が八龍に尋ねる。
「周りの雰囲気に流されず!己の飲みたい酒を飲む!それが酒豪ってものだ!」
八龍がガハハと豪快に笑う。
「いや、俺別に酒豪じゃないんですけど…」
十刃が苦笑いでツッコミを入れた時、マスターから二杯のビールが二人の前に置かれた。そしてマスターはまたワイングラス拭きを再開する。
「よし!じゃあお前さんの入隊に!乾杯!」
「か、乾杯!」
二人はガシャンとジョッキを合わせて乾杯すると、同時にビールをグイッと飲んだ。
「おっ、良い飲みだ。」
八龍が十刃の飲みっぷりに機嫌が良くなる。
「まぁちょこちょことスラム街にいた時に飲んでいましたから。」
どうやら十刃は二十歳になった日から、たまにジッサンと飲んでいたらしい。
「成る程な、ならもっと飲もうぜ!」
八龍は十刃に肩を回してからガブガブとご機嫌に酒を飲む。十刃は苦笑いしながらも付き合うことにした。
二十分ほど八龍と飲んだ十刃は、マスターからサービス貰った『一瞬で酔いが覚める薬』とやらを貰い、それを飲んで酔いを覚ますと、基地の散策を再開するべくBARを後にした。
【道山八龍:『好感度1UP』】
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