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E─7─2
「でもさ、相手も過去に戦闘したままの姿だと限らないんじゃない?」
十刃の意見に対し、霧宗が茶色の瞳でギロッと睨んだ。
「データを甘くみないで下さい。例え過去のデータであっても、あるなしでは戦闘の際の動きにかなりの差が出来ます。それによって生存率も格段に変わってくるのですよ。」
資料本を閉じ、ズイッと顔を十刃に近付ける霧宗。十刃は霧宗の迫力に負け、たじたじしてしまう。
「いいですか、データというのは……」
ここから約十分間、霧宗の『データの大切さ講座』が始まった。濃密な内容に、終わった頃には十刃の顔はぐったりとしていた。
「……というわけです、以上。今後お前も戦闘に出る時があるでしょう。その時にこの話を思い出し、敵を知るということを忘れないで下さい。」
「……はい。」
十刃が力ない返事をすると、霧宗は他の所へ行ってしまった。一人になった十刃は、ぐったりしたまま資料館を後にした。
【漆夜霧宗:『好感度1DOWN』】
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