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私の初恋。  作者: 葵 扶桑花
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6/10

#6 恋は唐突に。

「拓真〜ぁ。今日って君ら部活ある?」

「…ないけど?」

「いーな〜男子はないのか〜。」

「お前はあんのか。じゃお先。」

「…っ…コイツ!! 」

そういえば風佳と彼は同じ陸上部だったか。

しかも地域も同じで幼馴染って聞いてる。

いーなーぁ。

私も風佳みたいになりたいな〜。

もういっそ入れ替わりたいな〜〜。

なんて現実逃避してる私…

もう!お前は友情と恋愛どっちを取るんだ!

私にも分からないよ〜。

頭の中がごっちゃごちゃ。

そんなことを考えながら日々日々にやにやしてるそんな私。


私は新聞部っていうとてーも気楽な部に入った。

なぜかって?

雰囲気がほのぼのしてたから。

その新聞部で知り合った佐藤結菜ちゃんと最近仲が良い。

「ゆいなちゃん、今日って部活あるよね?」

「うん。あるよ〜。私行くよ〜」

「じゃ私も行こっかな。」

こんな部である。

ホンット接しやすい。まじ結菜最高。


放課後ー…

新聞部で今月の新聞の原稿作成中。

「美香ちゃんは好きな人とかはいるの?」

「へ!?別に居ないよ?ゆいなちゃんは?」

「今の所は居ないよ〜」

「そうなのか〜笑。」

…びっくりした。

まさか聞かれるなんて思ってなかった。

「でも美香ちゃん、その反応は…」

「へ!?い、居ないかいるかだったらいると思うけど…」

好きとか恋とかよく分かんないし。

だから彼の事を好きなのかもまだあやふや。

「やっぱり!」

「いやいやw」

「でも美香ちゃんと話す機会が持ててよかった〜。話す内容なくてさ〜」

「…ッ 」

そんなに気遣いしてくれるなんて。

優しすぎる。

「で?話戻すけどどうなの?」

「ってか誰??」

「えっええ?っとと…なり?の人…かな?」

「祐也〜美香ちゃんの隣の人って誰ぇ?」

祐也って人は超ガリ勉の人

でも眼鏡はかけてない(笑)

「松本拓真君です。」

「ぁりがと」

「…ヘェ〜そうなのか〜」

自分の顔が1番赤いのが分かる。

名前言った訳でもなく言われただけで顔赤くなるって…。

私、どうにかしてるかも。

「…現在、拓真君はクラスメイトの風佳さんとお付き合いされています。」

「ちょっ…祐也! シッ!」

小声で結菜か慌てているのがわかる。

それ以前に私は別の意味で顔が赤く目も腫れ、今にも体の中の水分が抜け落ちそうだった。

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