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当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
幼少期

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今生の目標

私の最愛のお兄様が、魔王になったと、友人は号泣していた。


ん、まだ死んでないじゃん。


魔王になった時点で倒される事は確だと、悲観したのか?


しかし、なぜに魔王になったのか。


なんでも、エミリオの一番大切だった妹が、実は主人公に惚れていて、それに、気づいたエミリオが主人公を殺そうと、攻撃魔法を放ったら、妹が主人公をかばって、魔法攻撃をもろにあびて死んでしまう。

自分が妹を殺したと絶望して、瘴気に飲まれ、魔王になったらしい。


って、私?!

冗談じゃない!!


主人公に惚れるって、なんでよ?!

大事な幼馴染みがいるのに、皆に良い顔するヤツになんて、惚れるかぁ!!

私の理想は、お兄様のような、わかりやすい一途な人間じゃい!!



思い出した前世の記憶と、今まで生きてきた記憶と、魔物の発生原因1つとっても、今習っているものとちょっと違うけど、まだ4歳だから詳しくないのか、似ているだけで、この世界とはまた別ものなのか。


わからないけれど、大まかな流れは一緒だ。


ならば、今世の目標は、


お兄様を幸せにする。


今までも辛い事が多かったのだ。

これからも、不幸しか待っていないだなんて、

そんなクソッタレな人生なんて、歩ませてやるものか。

あら、やだわ、排泄物垂流(クソッタレ)だなんて。淑女教育のお猫サマ戻っていらして。


冗談はさておき。


あんな毒親達に振り回されてなるものか。

自分達の人生なんだ。

自分達で幸せをつかまなきゃ。


そのためには。

まず、自分が力をつけなければ。

知らなければ。

味方を得なければ。


多分、アンは味方な気がする。

あとは……うん、わからないな。

アン以外の使用人と、まともに話したこともなかったな。

ああ、そうだ、アンが大旦那様って言ってたのは、お母様のお父様だ。

つまり、私の祖父。

ん、なんで、大旦那さまって言うんだ?

普通、侯爵が大旦那様じゃないのか?

え、婿入り?

いや、違うな。

現在の侯爵は、領地に居るって聞いたことがある気がする。

この辺も、きちんと把握しておかないと、自分達の立ち位置を間違ったら破滅だよなぁ。

ああ、知らない事ばかりだ。

動けるようになったら、調べなくっちゃ。


あと、もう1つ。

せっかく異世界の定番、魔法があるんだから、極めたい。


どうやら、5歳になったら、教会で鑑定式を行うと、魔法が使えるようになるらしい。

それまで、何も出来ないのかしら?

これも、次のお勉強の時に聞いてみよう。



ああ、切実にメモが欲しい。

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