↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
これぞ悪役?シスコン無双

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
228/243

聖なるもの?真逆のもの?

決闘の打ち合わせを終えて、決定したことは


・日付はそのまま

・2対2で戦うこと

・お兄様とロアのチームと殿下と当日発表の人物のチーム

・殿下達が勝てば、私達は退学

・お兄様達が勝てば、私達のセンバへの養子縁組の許可

・勝敗は、降参を宣言するか、気絶するなど、試合続行不可を審判が判断した場合

ただし、ロアに意識があっても、お兄様が気絶してしまえば試合続行不可とみなす。

(私達はロアだけでも2人には勝つと思ってるけど、先生達はロアと意思の疎通が取れないと思っているため判断出来ないから、とのこと)

・審判は前回同様、騎士科と魔法科の先生にお願いする


これらを、学園の掲示板に明日から貼り出すということを決めて、打ち合わせが終わり。

夫人と一緒に馬車で帰宅します。


「ねぇ、あの殿下って、あんなにおかしな子だった?」

夫人が頬に手を当て困ったように尋ねます。


「最初はあそこまでじゃなかったと思うんですが、俺達、学園もほぼ通ってないし、たいして関わってないんで。

後期が始まったら、ああなってましたね」


「なんか、精神干渉受けてない?言動がおかしすぎるわ。でも、それを調べるのも王家の仕事よね?

王家、なにしてるのかしら?ほぼ初対面の私が気づくのに」

はぁ、とため息つきながら夫人は憂います。


「全く気づいてない可能性もありますよ。

だって、法律を無視して、養子縁組の許可を決闘の勝敗に委ねる事を許すような親ですから。

可愛い息子、とか言いながら、結局、何も見てないんじゃないですかね?」


「リオ君、相変わらず、的確に辛辣ね」

夫人が苦笑いです。


「決闘まで、あと3日。殿下の宮に入ってるハジカミの報告を待ちましょうね」

「はい」

「それからロア、よろしくね」「ワンワン!」

んもう、お利口さん過ぎるロアを撫でまわします。


そんな事をしゃべっていた日の夜、ハジカミとイチミが報告にやって来ました。

夫人もチィちゃんも一緒に報告を聞きます。


「ご報告します!」


「おおぉ!ハジカミ、顔つき変わった?むしろ、表情が柔らかくなった?」


「緊張したり張り詰めてると、逆に人に悟られるんで。自然体を心がけるように言われました。

気配を完全に消すって、難しいです」

鼻の頭を搔きながらハジカミが言います。


「でも、イチミに合格貰ったんだろ?」

イチミを見ながらお兄様が聞くと


「まぁ、及第点ですかね。

戦闘好きなヤツが短期間でここまで出来るようになったのは、純粋にすごいと思いましたよ。

本来、戦闘向きのタイプには向かない仕事なんで」


「そうなの?」


「ええ、好戦的なヤツは気合い入れまくるんで。

そういうヤツは気配を隠して行動するのに向いてません」


「ああ、なるほどねぇ。

ハジカミ、よく頑張ったね。これからも期待してるから」


「はい、ハイ!!」

あら、ハジカミの目がちょっとウルっとしてるのには、触れないでおきましょう。


「んじゃ、報告をお願い」

お兄様の言葉に、ハジカミが一歩前に出ます。


「ハイ!

決闘に参加するのは、殿下の客人として殿下の宮で過ごしている自称聖玉の剣サマで間違いないと思われます。

この人物、殿下の護衛と剣術の練習などはしていますが、そこまで才能溢れる少年、という感じではありません。

ただ、一点、おかしな事が」


「うん?どうした?」


「模擬試合などで、聖玉の剣自体を使って練習しています。

剣に慣れるため、自分の手に馴染ませるため、というのは分かります。

圧倒的に護衛達の方が強いので、あの少年は負けるのですが、次の日からその人物は護衛に来なくなってました。

なんか、護衛の数が減ったな、と思ったら、イチミさんが、前の日に模擬戦した人物が来てないな、と教えてくれて。

その人を確認に行って見てきました。

眠ったまま、起きてません。

なので、これまで対戦した後、来てない護衛5人、全員の確認に行ってみました。

全員眠ったまま、起きていません」


「イーリー様と同じ状態っぽいな?

なんで、王家はそれを放置してるんだろう?

護衛達が目覚めない、って報告上がるよね?」


「私も一言良いですか?」


「おう、イチミ、どうした?」


「あの少年、えらく気になる事を言ってました。

〝俺は、模擬戦をする度に強くなってるぞ!!〞

普通に練習の成果とも取れる発言ですが、普通に負けてるヤツがそんなこと言います?

その少年の顔つきが、段々邪悪になってる気がするんです。

そして、あの剣自体がイヤな雰囲気を強めるんです。


あれ、聖玉の剣じゃなく、真逆の、呪いの剣かなんかじゃないんですか?


今、シチミが、あの少年が王都にどうやって来たか探ってます。

どっかの商家の裏口で殿下と出会ったらしいんで、その商家の特定を頑張ってます」


センバの勘、ないがしろにしちゃいけないんですのよ!

呪いの剣、って、そんなのとお兄様戦わなきゃいけないの?!


エミリオ ハジカミ!やっと帰ってきたな!

ハジカミ はい、ハイ!!

エミリオ 益々ヤバくなってんだよ。これまで以上に働いてもらうから、頼むよ!

ハジカミ ッハイ!!

ヒサギ  忠誠心、ヤバくないかしら?シラヌイ!!ハジカミに負けるわよ?!

シラヌイ (目力ギンッ)

ハジカミ なんか、寒気が?


***************


お読み頂きありがとうございます!

よかったら星をポチっと評価やブックマーク、リアクションなどなど頂けると、コサックダンスをするぐらいの気持ちで喜びます。

(実際出来ません…)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。