殿下、暴走 2
センバへの養子縁組みが認められるまで、学園は休むことに。
というか、そのまま、センバの方針です、ってお手紙渡してるんだし?センバに行っちゃわない?
なんて話をしていたら、フーティ様からお手紙が来た。
「なんか、殿下がとんでもないこと言い出してるらしいですわ」
「え?なになに?」
「フーティ様によると、
〝エアトルの双子が来ないのは、親に売られたから、らしいな!それをセンバが買ったんだって?それで、センバから養子縁組の申請が来ていると父上が言っていた。
だから、父上から許可を取った。
次の決闘でエアトルが勝ったら、お前達側近を渡すのではなく、養子縁組を許可してやる事にした!
養子縁組をしなければ、あいつらは平民になるのだろう!!ならば、これまでのようにふんぞり返った不遜な態度も取れないわけだ!
拒否すれば平民。
ならば、私への不敬罪で、いつでも切り捨てて構わないのだ!これまでのように生意気な態度で居られなくなるし、平民にお前達のような高位貴族の取り巻きなど必要ない!!
つまり、決闘などしなくても、私はアイツらを処分できるのに、決闘という慈悲を与えてやっているのだ!!
アイツら自身が、自分で未来を手に出来るかどうかのな!!〞
だ、そうですわ?
なんか、イロイロ間違ってて、どっから直して良いものかわからないですわ、コレ」
と思ったらお兄様も同じこと思ったらしく
「なんだろう、物事が根本的に破綻しているんだが?」
と、2人でコテンと首をかしげていたら、だんだんお兄様が青ざめてきましたわ。
「いや待て!
けど、あのヘドロが公でそう言い切ったんだったら、そういう事実にされるじゃないか!!!
クッソ!!王家め、バカの使い方が上手すぎるだろ!!!
夫人は今どこに居る!!」
そばに居たメイドに聞くと
「は、はい!夫人は今、センバ商会でヒサギ様達とお話中かと」
あ、エアトルから来たミアだわ。頑張ってるのね!
「サンショウかワサビは近くに居るか!!」
「ハイ!」「両方居るっす」
「どっちか、センバ商会に走って、夫人と、ああ、ヒサギ様も一緒の方がいいかな。
両方連れて来てくれないか?
一応、俺ら、屋敷から出ちゃダメって言われてるから、二人ともお呼び立てして申し訳ない、って伝えて!!」
「では、私が参ります」
「サンショウ、頼んだ!」
一礼してサンショウは走って行きました。
「えっと、お兄様、どういう事ですの?」
「貴族の養子縁組なんていう国の法律の取り決めを、
学園の決闘なんていう、本来子供の喧嘩の勝敗で許可するしないだなんて、おかしいだろう!!
国の法律だぞ!!
それをこの国の王族である第三王子殿下が父親である国王に許可を貰ったって!!
公の場で、貴族の子供が大勢居る中の学園内で発言して、誰も諌め切れなかったってことだろう!!
ぐわああぁぁぁ!!俺が居たら、最後まで言わせなかったのに!!
フーティ様達じゃ抑え切れなかった!
つまり、それがまかり通った。
俺の決闘の勝利条件が俺達の養子縁組の許可に変更された!!
ふざけんな!!国の私物化も大概にしろ!!
しかもヘドロめ、アイツら自身がが自分の手で、って言ったんだろ?!
俺が決闘で勝たないと、センバの養子になれないんだよ!!
代理人不可だ!!
ん?アイツらって言った?
え?ディも巻き込むの?え?2対2?」
あの言葉の裏にそこまでの要素があるんですの?!
それ、あの殿下が自分で考えられます?!
ってか、私も出ますの?
リオ ヘドロめぇ!!!!
チィ 決闘の前に!!
ライ ヘドロ掃除をしてこよう!
ヒサギ モノども!やっておしまい!!
リア ストップ、ストップ、ストォォップーー!!
セイラ いっさいがっさい綺麗にしそうだわ
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