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当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
学園でのこと

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逃げたアレ

弾丸ツアーばりに領地へ到着。


ライ様とワサビは山の麓の村を目指すため、別行動に。


私とお兄様は、まずは一旦、屋敷できちんと食事と睡眠を取り、朝から動こうということに。


「では、私は明日の朝までに軍が把握していることをまとめておきます」

サンショウが先に動いてくれるから、安心して、まずは、疲れを取ろう、ということになりましたわ。


食事をとり、湯浴みをして、ベットに入ったと思ったら、もう、朝でしたわ。


お兄様と一緒に朝食を取り、お兄様はすぐさま軍へ直行。

私はまず、元締めさんとお会いすることにしましたわ。


「ご無沙汰してましたわ、ギダルさん」


「今はまだ学園の時期ですよね?魔物発生の知らせを聞いて?」


「ウフフフ。領地の危機ですもの。何かあれば直ぐに駆けつけますわ」


「…それは本来、大人がしなければならない事なんですよ。

でも、お二人が領地に来て下さってから、変わりました。

良くなって来てる実感があります」


「ならば、良かったですわ。

でも、魔物が大量発生するぐらいですもの、何か良くない事が起こったのでしょう?」


「…もう、お耳に入っていますか?」


「ほんの少し。

ですので、きちんと聞きたくて、お邪魔させてもらったんですの」


「いやもう本当に、お二人には頭が下がります」


「で?

シィベリですの?」


「あの方が発生源ではないですが、否定はしませんでしたね。

〝そうなの?だったら面白いね〞って」


「絶対に違うと分かってるくせに!!面白いだけで物事を引っ掻き回すタチの悪い人間ですわ。

だから嫌いなんですの!

王都から来てる、王都の情報に詳しいって言われてるアレが!ちゃんと!強く否定してれば!!

起こらなかったかもしれないのに!!

アレから慰謝料踏んだくれないかしら?」

やっぱり一枚噛んでましたわ!いやもう、マジで腹立つ!!


「え??絶対に違うと知ってたんですか?」

元締めさん、怪訝な顔をします。


「アレは、お兄様と私の婚約の経緯について、知ってますよ。

私達2人、センバの直系から求められた唯一なんです。

その事も知ってますよ。


だって、アレもその場に居たんですから」


「んなぁぁぁぁ?!

センバの唯一って、絶対逃げれないヤツ!!

…シィベリ様、やってくれましたね?

昔からお二人の事を知っている彼が否定しないのなら、肯定的ならそうなんじゃないかって、急速に広まったんですよ」


「発生源は?」


「新しく王都から入ってきた商人です。

…シィベリ様の紹介です」


「その商人、多分、王家の影です。

アレとその商人、出禁で」


「どっちも、もう領地を出ています…」


「アレ以外に絵を描く人間、居ない訳じゃないですよね?

専属外してくださいね?

その話を流して下さい。

アレは真実を知ってたのに、わざと隠してた、と」


「承知しました」


「ちなみに、ここだけの話的な感じで双子は王家を心底嫌ってるらしい、とも」


「よろしいので?」


「実際嫌いですもの。

あとは、必要な物資についてですが…」

元締めさんから、領地内でまかなえそうなもの、無理なもの、教えて頂きましたわ。

さ、帰ってお兄様と相談です。




そして、帰ると、

ハジカミから、とんでもない報告が届きましたわ。

お読み頂きありがとうございます!

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