↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
学園でのこと

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
162/210

噂は真実を混ぜると厄介

「どうしてそうなってるんでしょう?!」

「どこからそんな話が?!」

「シラヌイを亡き者にって、無理でしょう」

「私はリアに嫌われていたのか?リオ殿に認められ始めたと思ったのは勘違いか…」

私、お兄様、チィちゃん。

そして、ライ様が打ちひしがれて机に突っ伏しています。


「あ、今ならヤれるかも?」

チィちゃん、物騒な発言止めてくださいませ。


「どこからなのかは、まぁ、高等学園からですわね。

シラヌイ殿は今、高等学園の官吏科にいらっしゃるでしょう?

何でも、今年で官吏科を終えられるご予定で、来年騎士科に転属されるとか?

そして卒業後、第一王子殿下の専属護衛となられるという話ですわね?

なので、騎士科の訓練場をお借りして婚約者とご一緒に訓練なさっているけれど、


それがまぁ尋常じゃない雰囲気なのだとか。


しかも婚約者は兄と専属メイドを引き連れて3対1で挑んでいると。


これは本気で殺しにきている者の諸行だと、

そういえば、婚約者は第三王子殿下と同い年だと、

そこを狙っているのなら、第一王子殿下がシラヌイ殿には新しい婚約者を斡旋するから今の婚約は白紙にした方が良いとか、

それはもう、高等学園ではスゴい勢いで広まってますわよ?」

フロスティ様から聞いた瞬間、


「セリ!!貴方達、高等学園で訓練していたの?!」

私は思いっきりセリを振り返り


「ライ様?!センバ商会とかでしてたんじゃないのかよ?!ってか、なんで本人が知らないんだ!!」

お兄様は立ち上がり、ライ様へ身を乗り出し


「なんでウチで一緒に訓練しないの?!」

チィちゃんも立ち上がり


「なぜ、第一王子殿下が出てくる……」

相変わらず机に突っ伏したままのライ様。


「「迂闊過ぎる!!!」ますわ!!!」

私とお兄様は頭を抱え、チィちゃんは、ライ様の後ろに立ってバッシバッシ背中を叩いています。


イーリアン様とオージーヌ様はポカーンと私達を見つめ

一番早く立ち直ったフロスティ様に

「説明してくださいますわね?」

笑ってない目で促されました。


ハイ、喜んで!!



「……え?つまり、シラヌイの弱点対策のためでしたの?」

フロスティ様の第一声、冷たい視線がライ様に突き刺さります。


ライ様が、私にメロメロな事。

お兄様に認められるために精神力を鍛える必要があり、

ならば、ライ様にとって弱点である私達から攻撃を受け、どれだけ似ていようともキチンと偽物と割り切り反撃する、という鬼畜な修行を行っていた事。

でも普通の人間では、ライ様に到底ついていけないので、その攻撃を行っていたのがセンバ出身の私達の専属従者とメイドであるため、攻撃力が異様に高い、かつ、みんな戦闘狂であった事。

ライ様達は、エアトル家ではそもそも訓練出来ないし、私達の変装をしてるため、学園での訓練場を借りるのもためらい、センバ商会はそもそも商会であり、センバ辺境伯と王都の往復で実地訓練はいくらでもしているため、訓練場など持っていない、なら高等学園なら双子を知らないだろうと安易にそこで訓練した事。

そして、お兄様と私は、そんな訓練をすると知らされてはいたが、センバ商会で場所を借りて訓練してると思った事。


そして、多分、

そんな見た目の事実に王家の思惑が重なった事。


「訓練場所を確認しておかなかった俺のミス…」

お兄様が頭を抱えているなか、


「いや、そんな所で訓練するなんて思わないだろう?!」

イーリアン様にフォローされました。


「だって、訓練内容って、普通、秘匿するものだろう?!

おおっぴらに見せつけてするもんじゃない。

だから高位貴族は屋敷に訓練場を持ってるんじゃないか!」

イーリアン様の言葉に、うんうんと頷くフロスティ様。

ポカーンのままのオージーヌ様。

フロスティ様がオージーヌ様を可愛いって言った意味がわかりましたわ。

こんな時じゃなきゃ、ずっと愛でていたいです。


「つまり、そんな常識もわからない最年長のシラヌイが悪い、という事になりますわね」

フロスティ様の冷たい視線に、さらに蔑みが加わります。


「ね、やっぱりユーディリア様、こんな非常識で人の機敏のわからないヤツは止めておきません?

ワタクシ、口添え致しますし、なんなら殿方をご紹介致しますわ?」

「エクリューシ様じゃないですよね?!」

ポカーンのオージーヌ様が、我に返ってフロスティ様に詰め寄ります。


「そんな訳無いじゃない。うちの分家の人よ。優秀なのよ。あの人材を繋ぎ止めておきたいのよ。

腹が立つから、王家には渡したくないのよね」

フロスティ様が腕を組んで苛立たしげに言います。


「だだだダメだ!!リアは渡さない!!」

「渡さない、って言ったって、アンタが常識を知らないせいで、可愛いエアトルの双子が実際に困ってるんじゃない!」

ビシィっと、ライ様に指を突きつけるフロスティ様。


「あの!王家に腹が立つ、って、どういう意味ですか?」

ライ様とフロスティ様の言い合いにお兄様が割り込みます。


「「全部よ!!」」

フロスティ様とイーリアン様の声が重なりました。

あら、イーリアン様も思う所がお有りで?

お読み頂きありがとうございます!

よかったら、星をポチっと☆

評価やブックマーク、リアクションなどなど頂けると、泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。