表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
学園でのこと

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
138/144

報告された内容は

朝イチで報告を持ってきてくれたセリ。

「至急とは言ったけど、こんなに急いでしてくれたのね、ありがとう。

ミツバもナターリエも大丈夫かしら?」


「お気になさらず。こちらです」


目を通して、一緒に登校する際に、お兄様に報告しましょう。


えーっと?

まず、ナターリエにエクリューシ殿下に会った事があるか確認。

特徴を話して、ようやく思い出した所によると、エクリューシ殿下に会ったのは、屋敷に入ってから、わりとすぐ。


お屋敷が落ち着かない感じの時で、ミツバもアンのお手伝いがあると朝からいなかった記憶がある、ということから、私達の母親のお葬式直後ぐらいではないか、とのこと。


で、部屋で大人しくミツバに読んでみろと渡された絵本を見ようと思ったら、ギャリクソンが迎えに来て連れていかれた先で、着飾られ、挨拶の仕方を叩き込まれた。

ただ、そこが何処なのか自分にはわからない、と。

で、一応の挨拶の合格を貰ったら、父親と一緒に馬車に乗せられ、きらびやかな場所に連れていかれた。


そこで、髪がキラキラした子供に引き合わされ、教えられた挨拶をした。

するとイロイロ言ってた気がするけど「庶子は、挨拶もまともには出来ないのだな」と、言われたのだけは覚えている。

いきなり朝から連れ出されて、文字通り、挨拶を叩き込まれたのに、出来てない、と言われて悲しくて泣きそうになったら「貴族は感情を出すな」とまた怒られて涙は出たけど、声は頑張って上げなかった。

それだけが印象に残っていて、あとは覚えていない、とのこと。


ミツバの記憶をたどると、母親の葬儀のあと、アンを手伝って、葬儀に参列された方の整理などをしてナターリエをほっといた事がある。そのころナターリエは何日間か熱を出した事があるから、もしやその時、知恵熱を出したんじゃないか、ということだ。


ギャリクソンめ。

そんなバタバタしてた時なら、連れ出せると、案の定、出来てしまったと。

ってか、そんな絶賛喪中の最中にお茶会の招待なんて受けるんじゃないわよ。

排泄物父親もなにしてんのよ。

一般常識の欠片もないんかい。


なんて、朝から大人のやり口に頭痛が痛いと言っちゃうわ。


きっとお兄様への報告も似たような感じなのでしょうね。


そのあと、お兄様と一緒に教室へ行く道すがら、

「ディ、おはよう、報告来た?」

「お兄様、おはようございます、ええ、来ましたわ」

はぁーと二人揃ってため息です。

「「ギャリクソン許すまじ…」」

そりゃ声も揃うってもんですわ。


「我が家の評判、何処まで落とせば気が済むんだろう?」

お兄様が頭を抱えます。


「本来、出来る人間なのですわよね?ギャリクソン」


「一応、出来る人間だから、優秀な使用人たちを掻い潜れてるんだろう。

そんで、やろうとしてることが、クソ親父を返り咲きさせようとしてるとか、その上で余計墓穴を掘ってる、というか。

クソ親父がマトモじゃないんだから、アレを何かに関わらせたら破綻すると、

何故いまだに理解しないんだ?

やっぱ、ダメじゃねぇ?」


「恋愛したらポンコツになる人間とか、いますわよね?」


「ブフォ。

え、何?クソ親父と老害の愛情物語、って需要ないわ!!」


あれ、なんとかずラブってあったような?

男前なら良かっ…、あら?うちの父親、めっちゃ美形でしたわよ?

貴腐人に需要、あるかしら?


「ディ?なんか変なこと考えてない?!」

「いやー、そういう性的嗜好の方も居るのではないかと?」

「え?ギャリクソンってそっち系?!ハジカミ、調べとく?」

「イ・ヤ・で・す!!

何が悲しくて老害の性的嗜好なんて調べなきゃいけないんっすか!!断固拒否です!!!」

「あ、うん、ごめん、報告貰うのこっちだったわ。確かにヤダ」

「嫌がらせで、書類に混ぜるのアリかも?!」

「「絶対ヤメテ!!」」

ハジカミ、いたずらしそうで怖いわ。

お読み頂きありがとうございます!

評価やブックマーク、リアクションなどなど頂けると、泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ