表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!  作者: 犬丸 大福
学園でのこと

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
134/145

幸せな王子

取り巻きの皆さんの中に5歳の時の王家のお茶会で同席したヨーク・バストン様がいらっしゃって、私達の顔をみて、

「思い出した!!」みたいな顔してましたの。

お兄様も気づいてたので、接触してみようと考えました。

でも、殿下から遠巻きにされてる私達が人前で話しかけるのも申し訳ない気がしたら、お兄様、またとんでもないことしましたの。

昔、広範囲に声を届ける事はしましたけど、それは、わかりますわ。

でも、限定的に声をお届け、って、どうやりますの?


え?風の流れですの?


…つまり、風で糸電話じゃないですか。


そんな繊細な魔法制御、お兄様しか出来ませんわ。


「エミリオ・エアトルです。風魔法で声を届けています。そのまま聞いてください。

5歳の王家のお茶会で同席させて頂いたのを覚えていてくださったようなので、

私達には貴方しか伝手がないのです。

なぜ、あんなにもエクリューシ殿下が私達を嫌っているのか教えて頂きたいのです。

放課後、このまま教室で待っています」

こっちをみたヨーク・バストン様、小さくうなずいていますわ。



今日のホームルームは先生の自己紹介、学園の説明、明日からの流れ、そして、生徒達の自己紹介で終わりましたわ。


そのまま、私とお兄様は学園のパンフレットをみて話してます、の雰囲気で残ってました。


殿下が絡んでくるかと思いましたが、護衛の方が迎えに来て、殿下が先に出ないと誰も帰れない、と、大人しく帰って行きしたわ。

取り巻きの方もお見送りでしょうね、ついて行きましたので、待ってました。


しばらくして走って戻ってきたヨーク・バストン様。


「良かった!待っててくれてた!

ヨーク・バストンです。覚えててくれたんですね!」


「こちらこそ、あんなに短い時間しかいなかった私達を覚えてくれていて光栄です」


「忘れられないよ!

めちゃくちゃ綺麗な双子が、大人みたいな挨拶して、センバ夫人と共に颯爽と立ち去っていったんだよ!

どうにかしてお友達になれないか、母上に相談したんだ。

そしたら、センバに聞いて見る、ってなって、そしたら、母親が亡くなったんだろ?

んで、領地から出て来れないって母上が言ってた。

出て来れないって何?と思ったんだけど、なんか母上はすっげー眉間にシワがよってるしさ、

僕じゃ調べられなくて。

そんでその後、一応、殿下の側近ってことで話貰ってさ。

殿下に目をかけて貰ってる」

男性では珍しくマシンガントークです。ミツバ以来ですわ。


「その殿下なんですが、なぜ、ああまで私達を嫌っているので?」


「それがさぁ、あのお茶会で挨拶したのカッコ良かったじゃん。

だから、君達を側近にしたかったんだって。

でも、呼び出してもなんの反応もなし。断るにしても君達からの手紙もなかったんだって言って。

そんで、殿下は、家族や回りに愛されてるんだよ。

だから、家族がしつけがなってない、そう言うならそうだろうって、

返事が来ないのも教育がなってない、王家をないがしろにしてる、ってさ。

それから、殿下の教育係が、センバを田舎の野蛮貴族、って言ってるみたいでさ、

そんなとこが後見についてるなら、本人達もそうなってくるんじゃないか、とか?


なんっていうか、殿下ってものすごく、素直なんだよ」



「…素直って言葉、スバラシイですね?」

お兄様、ちょっと顔がひきつってますわ。


…殿下のいう最高の教育って、偏ってません?

お読み頂きありがとうございます。

評価やブックマーク、リアクションなどなど頂けると、泣いて喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ