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女神のステータス

 ティファは神様だった。


 打ち明けられた時は驚いたけど、そう言われてしまえば納得できてしまう自分が確かにいる。


 初めて会った瞬間から彼女は僕にとって特別で、目の離せない人だったから。


 そういうのを惹かれているっていうのかな。


 いや、僕にはリタがいるから!


 そ、それは置いといて今はティファが自分が本物の神様だという証拠を見せるところだ。


 僕はもうティファを本物の神様だと信じているから、そこまでしなくても良いと言ったのだけど。


 ティファは頑なに譲らず、今のような状況になってしまった。


「ではシフォン、いきますよ!」


 何故か気合いが満ちているティファは部屋の中央に突き刺さっていた豪奢な杖を引き抜き、おもむろに構える。


 やがて杖の先を床へ突きつけると、鈴を転がしたような清涼感溢れる音色が彼女を中心に波紋のように広がった。


 同時に空気の波も押し寄せる。


 それは草原に吹く涼やかなそよ風のごとく前髪をくすぐり、服の端を靡かせ、やがて室内に光の粒を幾つも生み出した。


 浮かび上がった光の粒はティファの元へ集まり、何かを形作るように移動する。


 そして、僕も良く知るものを描いた。


 すなわちステータスの情報である。


「私のステータスです」


「そんな、あり得ないよ……!?」


 理解できない驚愕に襲われ、声が大きくなる。


 ステータスというものは自分自身で確認するのは容易だ。


 念じれば頭の中に文字として出てくるものだから。


 しかしそれを誰の目にでも見えるようにするのは容易ではなく、特別な紙を用いて初めて他人のステータスを閲覧できるという話を聞いたことがある。


 少なくても個人の力で、こんな風に出せるものじゃない。


 それでも何とか心を落ち着かせ、ティファのステータスを見ていく。



《名前》ティファ

《レベル》1

《種族》神族

《主神》ティファ

筋力31893

耐久43452

魔力747254 +1000000

敏捷65932

器用78718

幸運6549


《保有スキル》

【神眼】

鑑定眼の上位互換。

森羅万象あらゆるものの本質を見抜き、ステータスとして認識可能。

【女神の器】

無限にも等しい魔力を生み出し、ステータスパラメーターの魔力を過剰に強化する。

【祝福の聖女】

光属性の魔法適性が極めて高くなり、光属性の魔法を大幅に強化する。



 他にも数十を超えるスキルがあるが、驚くべきはティファのレベルだ。


 レベル1でありながら高レベルのステータスを持ち、強力かつ異常なスキルの数に開いた口が塞がらない。


 やっぱりティファは神様だ。


 そうとしか思えないステータスだった。


「私もシフォンと同じくレベルは上がりません。ですがそれは完成された生命という意味でです。事情は同じではありませんね」


「……ティファ、聞きたいことがある」


「はい、何でしょうかシフォン?」


「僕のレベルが何故上がらないのか? 僕のスキルが何故役立たずなのか? 《エターナル・ワン》とは何なのか? 教えてほしい」

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