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狼退治  作者: 茄蒔 藍
狼たちとの出会い
12/12

戦い

あれから、何分かたちました。

戦いは始めは互角だったが、やはり狼人間と人間の力は始めから決まっていました。

戦いは狼人間が優先になっていました。

繁華街は矢や血液、倒れた者、血なまぐさと埃ぽっい煙りの臭いが立ち込めていました。

二人はなんとか避けてたまには反撃しつつ、生き抜いていました。

「うへへへ…。もう、終わりか?」

泥棒は悠然とした態度で、ナイフの穂先を恵に向けていました。

恵は落ちていた剣を持ち、向き合っています。

秋兎は強盗団の男性とそこら辺にあった槍で応戦しています。

「ハァ…ハァ…」

二人は疲労困憊でした。

無理もありません。

子どもと大人…しかも狼人間の男性の差は歴然でした。

剣とナイフは何度か打ち合いましたが、泥棒が力任せにナイフで剣を突きます。

「うわっ!!」

衝撃に耐えきれず、少し飛ばされて地面に叩きつけられました。

叩きつけられた時、離した剣を取ろうとしたのですが、泥棒がつかさず剣を遠くに蹴り飛ばしました。

泥棒の行動と泥棒が隣にいることに驚き、とっさに起き上がり距離を置こうとしました。

しかし、叩きつけられた背中に痛みが生じ、距離を空けることができませんでした。

「くっ…!!」

「もう、楽にしてやらぁぁああ!!」

泥棒は恵に目掛け降ろしてきます。

「恵!!」

「ぐあっ!!」

秋兎はとっさに恵を横に突き飛ばします。

ザザーッ

二人は一緒に倒れ込んだのでした。

ナイフは空気を刺しただけでした。

恵は背中の痛みに耐えていたが、助けるために押したとはいえそれが、耐えるきれる痛みでなくなり起き上がれず蹲ります。

泥棒は尽かさず次の一手を降ろしてきます。

秋兔は踞る恵をかばい、なんとか槍で受け止めます。

パンパン

手を叩く音は繁華街に広がります。

「そこまでそこまで」

と言いながら、突然現れた青年はこちらに歩いてきます。

忽然と現れた青年を繁華街にいた全員が注目します。




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