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風のグラスゴー 風雲編  作者: 玲於奈
第一部 北の大地
59/77

エントリー

なし

そんなこんなで

いつもより早めに出る。


なんとか間に合った。


深谷は例によって

ストレッチング。

運動後は、

ストレッチが

やはり大事だそうだ。


相手に聞かれる前に

こちらで行ってやる。

こんだけ悩んだんだから。


きっぱり言ってやる。

そして、

一呼吸おいて

「マラソンに出る」

重々しく言う。

ちょっと斜線がはいっていた。


ところが

深谷。いきなり

何も言わずに握手してくる

「そう来ると思った」

「俺が見込んだだけある」

絶賛である。


聞けば、北海道のマラソン大会には

もうすでに2人分でエントリー。


なんのこっちゃい。

そして一言。

「もしエントリーしなくても

 どうでもよい」


奴は来る。

そう思っての

捨て金だそうだ。

粋だ。



なし

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