表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このパラレルワールドは女神を試そうとしている  作者: カルトカイマ
第一章 パラレルワールド
24/29

最終話『このパラレルワールドは女神を試そうとしている』

パラレルワールドの話の最終話です。

私は重い身体を何とか動かそうとする。が、痛みが余りにも強くて言うことを聞いてくれない。じゃあまたパラレルワールドへ逃げるのか? でもそれもアリだ。私が行けるパラレルワールドはこの世界と平行している別の世界の時間が少し戻った世界だ。でもさっき徹くんは悪魔を倒したお陰でこの世には悪魔は存在しない。だとしたら、今望んでいるは何だ? 

 そう、自分が生きていて、なおかつ徹くんも平和な日常を過ごす。つまりパラレルワールドへ逃げれば後は徹くんは普通の状態だし私も役目を終えたから良いのだ。何を当たり前のことを考えていたのだろうか。


「――今度こそ本当のお別れだね。徹くんっ、私……本当は貴方の事が好きでした。もし暴走していなかったら、告白したかったんだけどっ……ワガママだよね?」


 徹くんの顔が一瞬元に戻る。だが、すぐに殺人鬼のような顔に戻ってしまう。もう手遅れなのかも知れない。

 私はゆっくりと徹くんに近づいた。徹くんは警戒している様子だったが一切手を出してこない。私は徹くんと顔と顔がくっつくぐらいの距離まで近づいて――口にキスをした。


「――ッ!?」


「色々迷惑掛けてごめんね。また逢えたら――今度は普通に逢いたいねっ。じゃあ――」


 私はキスを辞め、徹くんの目をしっかりと見つめてこう言った。


「――さようなら。大好き」


 何故だろう、視界が滲んでちゃんと見えない。女神なのに――かっこ悪いな。

 私は一人苦笑すると、静かにこう唱えた。


「【リセット――】」


 その時だ。目の前の徹くんが私に呼びかけた。そう、いつもの目で。


「――ありがとう、思い出したよ。女神、俺こそお前にいつも迷惑掛けているだろ」


「――えっ?」


 徹くんは一度深呼吸をして、私にこう告げた。真剣な徹くんの眼差しが変に私を緊張させた。


「俺はお前が――」


 その言葉に、私は涙をボロボロと流してしまった。もしかしたら、私はこの世界の中で一番幸せなのかも知れない。今、この場所で二つの笑顔の花が咲いた。そしてその花は永遠に枯れることは無いだろう。

これにて一旦区切らせて頂きます。こんなへっぽこ小説を読んで頂き本当にありがとうございます!! 

またお会いしましょう!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ