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遥かなる彼方からの贈り物  作者: 名も無き人
第2章 デジャの物語
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(5) マン・マシン インターフェイス

デジャにおいても地球と同じように

コンピュータが発明され急速に普及し、社会を変化させた。


このコンピュータの登場と社会の変化と言う観点では

地球とデジャは特に酷似していたと言ってよい。


それは生物の進化がある段階に達すると

まるで必ず起きる現象であるかの様であった。


地球においても

人類と言う生物に最も大きな影響を与えている機械は

紛れも無くコンピュータであろう。


そしてデジャで

地球の技術レベルを過ぎてから

30年ほど経過した頃

大きな変化が起きた。


デジャでのコンピュータの進化では

コンピュータ進化論で有名なレイ・カーツワイルが云う

「2045年問題」のような形で

機械が生物を追い越す様な事は起きなかった。


コンピュータ技術は超速の進化をして行ったが

コンピュータがデジャ人の意図を追い越して

勝手に走り始めることはなく


むしろその進化の目的を定める必要があった。


その結果ある段階からは

コンピュータとデジャ人との

コミュニケーションが最も大きな課題となって行った。


そしてデジャでも

大きなコンピュータ革命が起きた。


ある技術が完成段階に入ったのである。


その技術とは、今地球で

「究極のMMI(マン・マシン インターフェイス)

と言われているものであった。


MMI(マン・マシン インターフェイス)とは文字通り

人間とコンピュータを繋ぐ装置である。


だから広義で言うMMI(マン・マシン インターフェイス)の代表は

人間が指でコンピュータを操作する為の

マウスやキーボードと言う事になる。


しかし、例えば事故などで両手を失い

キーボードが打てない人達はどうしたらいいだろうか。


この場合、例えば人間の目の動きを感知し

それがキーボードの代わりになるものが既に成立している。


つまりMMI(マン・マシン インターフェイス)とは

生物にコンピュータが近づく為のインターフェイスとも言える。


そしてコンピュータの技術が進歩すればする程

この技術も重要となり、進化する。


現在の地球においても特に高度医療や軍事の分野で

究極のMMI(マン・マシン インターフェイス)の開発に凌ぎが削られている。


「コンピュータと人間を直接繋ぐ」のである。


つまり人間が考えた事が

直接コンピュータに伝わる事を可能にしたインターフェイス

これこそが「究極のMMI(マン・マシン インターフェイス)」である。


コンピュータと人間を直接に繋げる

この場合

逆にコンピュータが伝えるデータも

直接人間の脳に伝わる事になる。


現在の地球においても


例えば、全盲の人が

機械の目で「見る」事が

不完全ながらも現実のものになっている。

ビデオカメラの画像を

脳に伝えるシステムである。


また軍事分野では

実験用のネズミをコンピュータで操作する技術までが完成している。


デジャにおいても、この技術の開発は

まず軍事分野での進歩が著しかった。


その理由は

当初は非常に大掛かりな装置を必要としたからである。

その上に情報管理が徹底された為

この技術の真骨頂である

「コミュニケーション」の側面が封じられた形で進歩する事となった。


その状態でも進歩が可能な分野の代表は

軍事分野である。


そして地球でもそうである様に

まず人殺しの兵器が著しく進化する事になった。


いわゆるサイボーグ兵士の登場である。

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