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番外編 プーのひみつの宝箱

 カボチャ畑のパーティーが終わってから数日後のこと、小さなオバケのプーは、自分の小さなお部屋でゴソゴソと何かを探していました。

 そこは、丸ごとのカボチャをくりぬいて作られた、プーの小さくて可愛いおうちです。

 部屋の壁には、あのハロウィンの夜に集めた思い出の品々が、綺麗に並べられていました。


「あれ、どこに置いたっけな」

 プーが真っ白なシーツの裾を少し持ち上げながら、床に置いた木箱をのぞき込みます。

 頭の上には、相変わらずちょこんとカボチャの精霊が乗っていて、くすくすと楽しそうに笑っていました。

「そんなに慌てて、何を探しているんだい? オバケくん」

 カボチャの精霊が優しく声をかけると、プーは恥ずかしそうに丸い目をパチパチさせました。

「あの夜、ガラスの森で拾ったきれいなガラスの葉っぱと、秘密のランタン工房のおじいさんにもらった特別な木の実のキャンディを探しているんだ。みんなに見せるわけじゃないけれど、ぼくの宝箱に入れておきたいんだよ」

 それを聞いたカボチャの精霊は、嬉しそうにクルリと体を揺らしました。

「それなら、確かあのときの古いランタンの底にしまってあったはずだよ」

 カボチャの精霊がそう教えてくれると、プーはあっと声を上げてランタンの脇に置かれた小さな引き出しを開けました。


 そこには、ガラスの葉っぱと星型のキャンディが、あの夜の温かい光を少しだけ残したまま、大切にしまわれていました。

「よかった、ちゃんとあった!」

 プーが嬉しそうに宝箱の蓋を閉めると、部屋の中がふんわりと甘い香りと優しいオレンジ色の光に包まれました。


 あの夜の冒険の思い出は、プーの小さな胸だけでなく、こうして大切なかたちとしても残っていたのです。


 頭の上の相棒とともに、プーはまた新しい明日の夜へと想いを馳せながら、満足そうに小さくうなずくのでした。

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