↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大力(嘘)で身を立てる  作者: ろん
第三部 貴族立身

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

185/195

国際行商・国内物流の体制変更、ブランドの機能

昨年から規模や頻度を拡大していた国際行商と国内物流。


アルト隊の創立とこれらの活動に参加していた者の入隊で、若干事情が変わってきた。



まず国内物流の方だが、この部門のトップとなっていた傭兵団の頭でもあったマクシと、一匹狼ながら傭兵たちを取りまとめていたケニーがアルト隊に入隊し、今は訓練に集中させている。


マクシは大雑把なようで、割と管理ができていてスケジュールなども取りまとめていたんだが、その辺りの業務も傭兵団の者に引き継いでもらっている。


傭兵団の頭も変わっているが、問題なく運用できているようだ。



国内物流を利用する商会や商人に対する営業や、程よいサイズに調整するところなんかはまだ傭兵団の新しい頭には難しいようで、そこは俺が担っている。


運ぶ荷物や人のロットが、大き過ぎても小さ過ぎてもダメだからな。


足りていない場合は既に参加を決めている商会や商人に追加で参加する商会・商人にあたってもらったり、大き過ぎる場合は次回に回せる商会・商人を説得したり、臨時で護衛を増やして決行したりを考慮する必要がある。


まあOJTオン・ザ・ジョブ・トレーニングがてら、傭兵団の新しい頭にも打ち合わせには参加させているが、どちらかというと商会の人間や商人に顔を覚えてもらって、頭にも商人たちの顔を覚えさせることがメインだな。



マクシたちやサリムたちが持久力の最低基準を満たせたら、国内物流の業務を副業としてまたやらせることも考えている。


その時にアルト隊の隊員であることを明示するかどうかだが、当面は明示しない方向で考えている。


明示するならアルト隊の制服で業務に携わらせるんだが、その場合はアルト隊を敵視する貴族勢力や、アルト隊の隊員を倒して名を上げようとする賊など、襲撃のリスクが増大しそうなんだよな。


アルト隊の評判に関わるリスクと、積み荷のリスクがあるから、そういったリスクが顕在化しないと確信できるくらいの実力を身に付けたら制服着用で携わらせることを考えるかどうか、というところだな。



アルト隊の評判と、国内物流に関わらせる隊員の実力が十分に備われば、一種のブランドとしても機能するだろう。


ブランドの機能として代表的なものは3つ挙げられる。



1つ目は保証機能。


アルト隊に頼めば大丈夫という品質と機能の保証、反復継続して提供し続けることの証だ。



2つ目は識別機能。


同様のサービスを提供する団体が現れても、「アルト隊の国内物流」という他の団体と明確に差異を識別させ、差別化が可能になる。



3つ目は想起機能。


アルト隊という名前だけで国内物流のサービスを想起させ、国内物流というサービスについて考えると自動的にアルト隊が頭の中で「再生」される。

特に後者は有仁の世界だと「トップ・オブ・マインド」なんて呼ばれていたな。



まあ、今のところは国内物流はオンリーワンの事業だが、新たに始める者が出てきてもおかしくないだろう。

特に、国内物流が安定し、継続できていることが知られたら、リスクが小さいと見て模倣したいと考える者もきっと出てくる。


そういった競争業者の出現は、アルト隊の脅威とも考えられるが、国内物流の顧客の裾野を拡げるという意味で機会とも捉えられる。


まあ、状況に対応してうまく立ち回ることが重要だな。




国際行商の方は、斥候ギフト持ちのブライムと諜報ギフト持ちのリュクをそのまま継続して関わらせるので、そこまで状況は変わっていない。


新規の人脈を開拓しまくるロット・ダルモンと娼館通いのガエル・ヘンリオンを訓練に集中させるので、若干の戦力減ではあるけれど。


まあ、この2人ほどうまくできなくても、似たような立ち回りができる者も出てきている。


情報収集と情報拡散については現時点でも俺が必要とする基準に達しつつあるから、無理に拡大しなくても継続して収集・拡散が出来ていれば大丈夫だしな。



ブライムとリュクも戦争に参加したいという希望があるらしいが、どちらも国際行商から外しづらいんだよな。


ブライムは戦力という意味でも商隊の取りまとめという意味でも、情報の収集と分析の要という意味でも外したくない。


リュクは、情報拡散の最重要な要となっているし、新たな情報の拡散はリュクでないと任せられないことが多いからなあ。


当面は、大力のアルトが率いる「アルト隊」、エルン隊から連なる大森林に由来する色の制服を纏う部隊、という情報を先に拡散してもらい、俺が戦場にその姿で参戦して情報と実態を共鳴させていく予定だ。



うん、やはりブライムとリュクは当面、国際行商に携わってもらう必要があるな。




今のところ、アルト隊創立前と創立後で、国際行商と国内物流の事情はそこまで大きな変化はない。


若干一時的に縮小せざるを得ない要素ができたくらいかな。


アルト隊を拡大していけば、副業の意味も位置づけも変わってくるだろう。


主に拡大する方向にな。



当面は、アルト隊に入隊したものについては訓練に集中させ、実力をつけさせる。


戦争でも副業でも十分に通用するように、徹底的にな。


この作品を読んでいただきありがとうございます!


もしよろしければ、ブックマークと評価の方もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。