第40話 ポメ太郎は割と他力本願ー容疑者候補との対峙回(肆)ー
雨木は自分を睨みつけてくるポメ太郎を見て、鼻で笑いつつ言った。
「で、そんな風に気合いを入れたところで一体どうなるんだい?彼のことはさっきから見てたけど、神獣とはいえ大したことが出来てなさそうだけども」
たっ、確かに!!コイツ、威勢だけはいいけど吠えたり俺に噛みつく程度のことしかしてねぇぞ……。不安になった俺はそっとポメ太郎の方を見る。そんな俺の気持ちとは裏腹に、ポメ太郎はどこまでも堂々としていた。
「ふん、そんなの決まっておろうが!!」
お、流石になんかあったようだ……よかった。
「横にいるこのシキヒトがやってくれるわ!!」
ちょちょちょっと待って、今までの啖呵全部俺頼みでやってたの!?
「ふんっ」
いや、ふんじゃねぇだろ!!
「なるほど……確かに、彼はさっきのアレといい厄介そうだ」
ポメ太郎の言葉によって俺に目を向けた雨木は、目を細めて納得したように頷いた。
そっちも、それで納得するなよ……!!くっそ……。
「分かったよ、俺が相手だ……!!」
今まで荷物の中に隠し持っていた良い感じの木の棒、こと霊剣を取り出し構える。
前やったみたいに今回も上手く扱えるかは分からねぇが、とにかくやるしかねぇ!!
そんな俺の姿に雨木和豊はニヤリと笑った。




